《街中で明らかにコソコソしてきたり盗撮する人たちほんまに不快なんでタックルしてもいいかな? あ、アカウント間違えました》
11月6日、Twitterにこう投稿したのは男女2人組のYouTuber・パパラピーズのじんじん(27)。動画撮影外で視聴者から、無断でカメラを向けられることに対する怒りをあらわにした。
パパラピーズはチャンネル登録者数177万人の人気YouTuber。自称ぽっちゃり系男子のじんじんと、関西弁でクールにつっこむタナカガ(23)の投稿する動画が、10代から20代の若者を中心に人気を博している。
さらに、じんじんは同日にインスタグラムのストーリーズも更新。Twitterの投稿を引用した上で、《はぁ ごめんね、もう我慢できひんくて とうとうアカウント間違えて呟いちゃった!! ガン見されたりコソコソされたり盗撮されたり YouTuberやから仕方ないって考えほんまに無理 声かけてくださったら快く対応させてもらうんで勘弁してほしいです》と、懇願していた。
一連のじんじんのコメントに、ネット上では《盗撮なんかより応援の一声がじんじんも気持ちがいいですよね 》《盗撮はだめですよね》といった共感の声が寄せられた。
そのいっぽうで、こんな反応も。
《ユーチューバーがそれ言う?あなたの動画にたまたま映ってしまって、不利益を被った人もいるのではないか?》
《街中で撮影してる時の通行人とかは勝手に映されてるのに、自分だけはダメという矛盾。通行人にモザイク処理をお願いします》
《ならモザイク入れるか一人一人に許可取れよなって話よね》
屋外で撮影することも多いYouTuberだが、一般人が顔出しで写り込んでいることもしばしば。そのため、じんじんの提言に違和感を抱いた人もいるようだ。
実際、パパラピーズのYouTubeチャンネルで10月22日に公開された動画では、相方・タナカガの地元で催されるだんじり祭りに参加するという内容で、2人が屋台などを楽しむ様子の背後に一般人が写り込んでいる。
偶然撮影しているところに通りかかったであろう一般客は、顔が分かる程はっきりと写されているが、モザイク加工などはされていない。このため動画には、《一般の人を映したら盗撮ではないのかな? 知らんけど、、、》《これって、なんで町中の人を盗撮してるんですか?許可とったんですか?》といった、プライバシー保護を指摘するコメントが投稿されている。
子どもたちの憧れの職業として認知され、テレビで冠番組を持つYouTuberもいる昨今。誰でも気軽に写真や動画投稿ができる時代だからこそ、周囲への配慮が求められているのかもしれない。