聴覚障害を取り扱ったドラマ『silent』(フジテレビ系)が話題だが、同じテーマで90年代にヒットしたのが『星の金貨』。当時20代半ばだった主演の酒井法子(51)はその後の約30年、山あり谷あり。実は今年に入ってからもトラブルが……。
《事務所の名前は『(株)スマイル』です。こんなご時世ですから一人でも多くの人を笑顔にしたいという思いから名付けました》
昨年5月に個人事務所を設立し、本誌のインタビューにこう答えていた酒井。女優業と歌手業だけでなく、新たにYouTubeもスタートさせ、デビュー35周年を迎えるにあたり“再スタート”を切ったはずだった。
「YouTubeチャンネルの初回投稿動画は50万回近く再生され話題となりましたが、その後は再生回数が伸び悩み、昨年9月以降は動画投稿がストップ。さらに今年1月にはYouTubeだけでなくTwitterやインスタグラムなどのSNSアカウントが突然削除され、トラブルがあったのではないかと噂されました」(スポーツ紙記者)
1月のトラブルの際には公式サイトへのアクセスも出来なくなり、新たに個人事務所の名前でTwitterを開設。その際、一連の理由を《公式FCサイト及び公式SNSの接続不具合》と説明していた。その後、この“不具合”は解消されることなく、今年8月にはこちらも新たなアカウントでインスタグラムを始めている。YouTubeについては再開されていない。この裏側を、イベント関係者が明かす。
「個人事務所を立ち上げるにあたり、彼女の支援を名乗り出た人物がおり、その人物が酒井さんの売り込みやYouTubeの制作費などを捻出していました。しかし制作費のわりに動画再生回数が思ったより伸びず手詰まりとなったのです。方向性の違いも出てきたので双方が一旦距離を取ったというのが本当のところです。以来、酒井さんは公式ホームページも開設せずTwitterとインスタグラムで告知や仕事依頼を受けています」
苦境に立たされた酒井にも、手を差し伸べる人がいたようだ。かつて所属していた事務所・サンミュージックの大先輩である森田健作(72)だった。
「森田さんはデビュー当時から酒井さんを可愛がっていました。森田さんは現在、サンミュージックの最高顧問も務めていますが、酒井さんを事務所功労者の一人と認識している。昨年、ラジオ番組『森田健作 青春もぎたて朝一番!』(NACK5)に酒井さんをゲスト出演させると16年ぶりの対面にもかかわらず意気投合。今年6月から酒井さんは同番組に“パートナー”としてレギュラー出演しています」(芸能関係者)
ただ、基本的には“自力営業”の日々が続いているという。
「現在、仕事の営業なども関係者の伝手を頼りに酒井さん自身が行っています。先月には金沢でディナーショーを開催しチケットも完売しましたが、これも酒井さんが自らとりつけた仕事です。当面は一人で女優、歌手、事務仕事までこなしていくそうです」(事務所関係者)
SNS削除の経緯や現状について酒井の事務所に問い合わせると、
「再スタートの際にお力添えを頂いた方々には、今も大変感謝をしております。現在は私自身の采配で、新たなブレーンと共に活動させて頂いております」
と、文面で酒井本人からのコメントがあった。「マンモスうれピー」な“再々スタート”となるか。