「言葉が見つからないぐらい大変恐縮しております。自分はできることをやっただけです」
2月6日に沖縄県の那覇警察署で感謝状を受け取り、そう話した元プロ野球選手の清原和博氏(55)。
感謝状は、昨年2月に那覇市の交差点で、バイクと車の衝突事故が起きた際に、清原氏と友人男性2人が行った救助活動に対するもの。中日の沖縄キャンプを訪問中に、事故現場に遭遇した清原氏らは、交差点内に倒れていたバイクの50代男性を路肩に運び救助。交通整理を実施して壊れたバイクの移動もおこない、二次被害防止に努めたという。
清原氏は那覇署からの表彰を「当然のこと」として断り続けていたが、交通安全の一助になればという思いから、1年越しに感謝状の受領を受け入れた、とも報じられている。
これに対し、ネット上では《当然の事と言いながら中々出来る事では無いし素晴らしい行動》《とっさに動ける人間でないとこのような行動は出来ません》と賞賛が相次いだ。
実は本誌は、およそ18年前に清原氏がある転倒事故で人助けをしたことを報じている。
清原によって救助されたのは、当時、CHEMISTRYの堂珍嘉邦(44)の妻で妊娠中だった、モデルでタレントの敦子(44・’18年に堂珍と離婚)だ。
’04年当時、堂珍夫妻と清原氏は同じマンションで暮らす“超ご近所さん”。マンションのエントランスで敦子が転倒し、頭を打って意識がもうろうとしていたところに、清原氏が通りがかり、敦子を車で病院まで運び、診察室まで付き添ったという。
当時、清原氏が所属していた読売ジャイアンツの広報を通して清原氏にコメントを求めたところ、広報からは《用件は伝わっていると思いますが、『人として当たり前のことをした』ということで、あえてコメントを出さないのでしょう。そこが彼らしいところだと思います》との回答だった。
人を助けるのは当たり前のこと――。清原氏にとって変わらぬ信念のようだ。