「ドラァグクイーン役として美しいボディラインを見せるために、体脂肪4%まで落として体をしぼりました」
2月4日、映画『ひみつのなっちゃん。』の大ヒット舞台挨拶に登壇したのは俳優・滝藤賢一(46)。
初主演映画でドラァグクイーンを演じるために、過酷な役作りをしていた。映画関係者は言う。
「俳優人生25年にして初めての主演映画に滝藤さんはかなり気合が入っていたといいます。ほかのドラァグクイーンを題材とした映像作品を参考にして役作りを試みたものの、うまく役に入り込めなかったとか。
試行錯誤した結果、マリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンのしぐさや佇まいをお手本にしたといいます。体も女性らしさとは何かと考えて、体脂肪率を落とすことにしたそうです。ふだんからトレーニングを欠かさない滝藤さんは、それほど時間をかけずに体脂肪率4%に落とせたのだとか。
体をしぼったおかげで、『首のラインからきれいななで肩がつくられ、細くも筋肉質でカモシカのような脚になった』とインタビューで語っていました」
滝藤は’10年の映画『ゴールデンスランバー』で、堺雅人(49)が演じる主人公の整形した後の顔として数シーンの出演にもかかわらず、役を作り込むために堺のすべてのセリフを覚えたという逸話もある。
’12年5月にも「役者魂.jp」のインタビューで役作りについて聞かれ、《僕はガチガチにイメージトレーニングしていくタイプなんです。呼吸する位置まで決めます》と、とことん芝居にこだわることを明かしていた。
そんな滝藤の体脂肪率4%に、SNS上では心配の声が。
「体脂肪4%大丈夫ですか?」
「凄いけど心配」
体脂肪率を過度に下げる危険性について、水道橋メディカルクリニックの砂山聡院長はこう警鐘を鳴らす。
「体脂肪率4%となれば、骨と筋肉だけに近い状態ですね。ここまで脂肪がないと体温調整が難しくなり、免疫力が下がって風邪をひきやすくなります。
また骨ももろくなり、骨粗しょう症のリスクも……。内臓に疾患のある人なら、心臓発作や臓器不全になることもあるので、専門家の指導のもとだとは思いますが、ここまで体脂肪率を下げるのはおすすめできませんね」
初主演映画の役作りで“命の危機”にまで瀕していた滝藤。ストイックさもほどほどに……。