2月17日に女性アナウンサーの自宅マンション内に無断で侵入し、邸宅侵入の疑いで逮捕されたNHK札幌放送局の船岡久嗣容疑者(47)。各所で連日報じられているが、NHKも“自局の恥”への対応に追われているようだ。
出張で札幌から上京していた船岡容疑者は、業務後に女性宅に侵入。家に居合わせた女性の知人男性ともみ合いになった末にマンション3階の共有部分から飛び降りて負傷し、退院後の20日に逮捕された。
船岡容疑者は1999年に入局し、地方局勤務を歴て2010年に東京アナウンス室に異動。2015年に名古屋放送局へ異動してからは、金沢放送局を経て、昨年8月に札幌放送局に異動していた。プライベートでは妻と2人の息子がいる。
主にスポーツ中継を担当し、特にフィギュアや大相撲での競技愛に溢れた実況にはファンも多く、フジテレビの西岡孝洋アナも22日放送の『めざまし8』の中で「NHKのスポーツ実況アナのエリートという言い方をしても間違いではないと思います。大相撲の実況でもかなり定評のあった方です」と語るなど、評判は高かった。
そんな“スポーツ実況のエース”が起こした、同僚女性アナ宅への侵入事件。2月22日にデイリー新潮は、船岡容疑者が被害を受けた女性アナに対して以前からストーカー的な行為に及んでいたことも報じている。
局員の醜聞に対して、NHKの対応は早かった。逮捕を受け、「職員が逮捕されたことは遺憾。事実関係を確認し、厳正に対処する」とコメントし、公式HPからも船岡容疑者のプロフィールをすぐに削除した。
また、金沢放送局の公式Twitterアカウントも、在籍時は船岡容疑者が登場する呟きを何度も投稿していたが、逮捕後に一連の投稿を軒並み削除している。
果たしてNHKは、最終的に局員の大きすぎる失態にどう落とし前をつけるのか。