浜田雅功(59)と2月に逝去した笑福亭笑瓶さん(享年66歳)の秘話が明らかになった。
浜田と笑瓶さんは『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)や、2人の冠番組『HAMASHO』(読売テレビ・日本テレビ系)などでたびたび共演。
「浜田さんは笑瓶さんのことを、“にいやん”と呼んで慕っていました。過去にインタビューでも、『HAMASHO』が伝説の深夜バラエティと呼ばれるまでになったのは、『(年下の自分に)どつかれたり、自由にさせてくれたってのが、番組として成り立った一番の理由』といい、笑瓶さんを絶賛しています」(芸能関係者)
亡くなる前、浜田はある約束をしていた。雑誌『BIG tomorrow』’03年3月号で、笑瓶さんがこう語っている。
《新聞の片隅に訃報・笑福亭笑瓶って出たときに「ああ、あのメガネが死によった」って。そう言ってくれる人が多ければ、うれしい。
そんな話していたら、浜ちゃんが「にいやんは黄色いメガネかけとかんと、にいやんやない。だから、にいやんが先に逝ったら、棺桶開けて黄色いメガネかけさすからなー」って言うてくれてね。「悲しいこと言うなや」と応えつつも、ある部分、うれしいことでしたよ。芸人として。死んだ後にもキャラが残るというのは、ね。》
’16年11月に放送されたテレビ番組『浜ちゃんが!』(読売テレビ・日本テレビ系)でも、ロケでメガネ屋さんに訪れた際に、笑瓶さんが「(浜田が)コンペで勝ったやん。その時、(笑瓶と同じ黄色いフレームのメガネを)優勝した賞品として渡したやん?」と発言。これにたいして浜田は「ありますよ。兄やんが死んだ時、はめようと思って、とっていますよ」と、述べていた。
お別れ会の場で約束は果たされたようだ。4月2日に放送されたラジオ番組『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』(ニッポン放送)で笑瓶さんの師匠である笑福亭鶴瓶(71)が、こう証言していた。
「(笑瓶さんの)棺の中に、オレが行った時はメガネかけてなかったんですよ。黄色の。で、あるとき次行ったら、黄色のメガネかけてるんですよね。『誰、かけさせたんやろ』とずっと思ってたんです。奥さんでもない、(弟子の)笑助でもない、と。そしたらダウンタウンの浜田がすーっと寄ってきて、俺聞いてないよ。『笑瓶にメガネかけさせたん、僕ですねん』って言うて。『お前か!』って…」
20年前からの約束を果たした浜田。天国の笑瓶さんも笑っていることだろうーー。