ナビの指示通りに運転してきたはずなのにどこで間違えたのか行き止まり……そんなちょっとした誤りが悲劇を招いてしまった。New York Postが報じている。
ニューヨーク州ワシントン郡保安官事務所の発表によると今月15日の夜9時過ぎ、米ニューヨーク州北部で、ケイリン・ギリスさん(20)が65歳のケヴィン・モナハン被告に撃たれて亡くなった。ギリスさんは車で友人宅に向かう途中、道を間違えて私道に迷い込んでしまい一旦停車していたという。そこに敷地の所有者であるモナハン被告が2回発砲し、1発がギリスさんを直撃した。同乗していた友人が車で急いでその場を離れ、救急車を呼んだがギリスさんはすでに亡くなっていた。
ジェフリー・マーフィー保安官は記者会見で、モナハン被告は捜査に非協力的だったが間もなく逮捕され、第2級殺人罪で起訴された後拘留されていると話したとNew York Postが報じている。車にはギリスさんの他に3人の友人が乗っていたが、彼らにケガはなかった。
敷地内の木には私有地につき立ち入りを禁止する旨が書かれた看板が掲示されていたが、日が暮れていたため見えなかった可能性が高いそうだ。
New York Postによると、ギリスさんの父親はワシントン郡刑務所の看守だという。