アスレチックスで今年メジャーデビューした元阪神の藤浪晋太郎投手(29)。
これまで先発で4回登板したものの4連敗、中継ぎに転向してからも大量失点が続き、防御率13.94と壊滅的な成績を残している。
最大の問題と言われるのがコントロールの悪さで、5月8日までで20.2回を投げて22四死球。
7日のロイヤルズ戦では1回1/3を4安打3失点と炎上したが、無四死球だったためにコッツェイ監督が「たくさんストライクを投げたし、四球を与えなかった。ストライクを投げているということは、いい兆候だ」と、まるで子供を励ますような言葉でフォローしたほどだ。
そんな藤浪に対しネット上では非難の声が出尽くしたのか、10登板目を前にして“逆にすごい”といった声も多くみられるようになってきた。
《藤浪の防御率が13点台から一向に変化しないの逆にすごい》
《毎回2アウト取ってから3点取られてるのがすごい》
《藤浪、今日も元気に3失点か。すごいな》
《「38球中ストライクが19球」藤浪投手の場合、何球ストライクを投げたかが記事になるから凄い》
《ふつうに藤浪にこんな何回もチャンス与えてくれるのすごいよな》
《藤浪よくクビにならないなすごいな》
《藤浪を4億で売ったやつのほうがすごいって言われてて草生え散らかした》
《それにしても凄いのは、この人をこれでもか、これでもかみたいに送り出すチームと、何度やられても自分は出来るんだみたいに厚かましくもマウンドに向かう藤浪ですね》
アスレチックスはチーム全体の防御率が7.25とMLB全体でも圧倒的な最下位と“投壊”状態にある。藤浪が投げ続けられている理由には、そんなチーム事情もあるようだ。
大谷翔平(28)の同級生としても知られる藤浪は、春夏連覇を成し遂げた甲子園での通算防御率は1.07と本当にすごかった。
中継ぎ転換が決まった際には「短期的にと言われているので、しっかり自分の体と向き合って良い期間にできたら」と語っていた藤浪。持ち前の精神力で大復活は見られるか。