開幕から不調が続いていた読売ジャイアンツの坂本勇人(34)だが、4月30日の広島戦から6戦連続安打を決めるなどこのところ復調の兆しを見せている。しかし、昨年報じられた“中絶トラブル”は今なお野球界に影響を与えているようだ。
ここ数年、コロナ禍により声出し応援が禁止されていた野球界だが、今季から声出し応援が解禁されることに。しかし、3日連続で行われた巨人・阪神戦の後の4月14日、阪神タイガースが公式サイトなどでファンに対し、以下のように観戦マナーに関する呼びかけを行った。
《今シーズンから球場で球団歌、ヒッティングマーチを歌うことや、選手に声援を送るなどの声出し応援が可能になっておりますが、観戦されるファンの皆様におかれましては、「選手を誹謗中傷するようなヤジ」や「侮辱的な替え歌」は絶対にお止めいただきますようお願いいたします。》
翌15日には、巨人戦を控えた中日ドラゴンズが同様のお願いを公式サイトで発表している。球団がファンにこのようなお願いをするのは異例の事態だ。
「ヤジや替え歌がどのような内容なのかは明示されていませんが、これまで巨人戦では、巨人の応援歌『闘魂こめて』の替え歌『商魂こめて』がファンの間で歌われることがありました。また、坂本選手に対し『けつあな!』と声を上げる観客もいるそうです」(スポーツ紙記者)
昨年9月、「文春オンライン」によって“中絶トラブル”を報じられた坂本。公開された相手の女性とのLINEでは「今日けつなあな確定な」などのやりとりが明るみに。今季に入っても、坂本選手に対して、対戦した球団のファンが「けつあな!」と叫ぶのだという。
「昔からヤジや替え歌はありましたが、『けつあな』は言葉としてかなり強烈です。特に今年のWBCをきっかけに野球に興味を持った新しいファンや親子連れの観客などは、日本の野球はこんなに下品なのかとがっかりし、球場に来なくなってしまう可能性もあります。そもそもヤジが選手への誹謗中傷となれば、球団が止めるのも当然です」(前出・スポーツ紙記者)
球団は「文春オンライン」の取材に対し“両者はすでに示談している”と回答して以降、ノーコメントを貫いており、坂本自身も無反応のまま。しかし、強烈な醜聞は今も他球団に”迷惑”をかける形で尾を引いているようだ。