6月16日(日本時間)、レンジャーズ戦で22号ホームランを打ち、投手としては6回を2失点に抑えて勝ち星をあげたエンゼルスの大谷翔平選手(28)。
「同点降板直後に味方が得点、さらに自らのホームランがなければ勝ち投手になれなかった大谷選手に、やっぱり“持ってる人”だと称賛が相次ぎました」(在米スポーツライター)
そんな大谷の強運について、元プロ野球選手のタレント・長嶋一茂(57)は、9日放送のバラエティ番組『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)でこう証言した。
「大谷選手がハワイが好きだという話があって、これは噂の範囲ではないと思うんですけど、メジャーの試合が終わると必ずハワイに寄って日本に帰る。去年、3年ぶりにコロナが明けてハワイに行けたの、年末にね。そうしたら、やっぱり大谷選手が12月の初旬ぐらいに来て、目撃談がたくさん入ってきた!」
一茂によれば、ハワイには大谷ゆかりのスポットがあるという。
「大谷選手がいつの時代かわからない(けど)、ハワイに不思議な場所があって、そこに行ってから(成績が)よくなったんじゃないか」
その不思議な場所とは、オアフ島のノースショアに位置する「バランスロック(別名:ポハク・ラナイ)」だ。直訳すると「岩のベランダ」となるこの場所では2つの巨大な岩が絶妙なバランスで重なり合っている。高さ約4メートル、全周は約28メートルもある神々しい景観だ。
大谷がバランスロックの力を浴びたのは事実だった。’16年12月、当時所属していた日本ハムが日本シリーズで優勝し、日本一になったため優勝旅行で5日間ほどハワイに滞在したときのことだ。スポーツ紙記者は言う。
「大谷選手はどんなときでも練習を欠かしません。旅行出発前から『(練習を)やれる環境はある。できることはやりたい』と話していました。実際、旅行2日目は終日マリンスポーツを楽しむ予定でしたが、午前で切り上げて午後はトレーニングに励んでいました。しかし3日目は、宿泊先のワイキキから車で片道1時間もかけて、わざわざバランスロックまで足を運んだのです。よほど行きたい場所だったのでしょう」
ドラフト同期の鍵谷陽平選手(32)らとバランスロックを訪れた大谷は、実際に岩の下に入って願い事をしたという。だがその内容について記者に聞かれると、
「どうなんですかね、わからないです」
とさりげなくかわしていた。
しかしハワイの神は、翌年すぐに彼の願いをかなえた。’17年のシーズンオフに、大谷は長年の夢への第一歩であるメジャー移籍を実現したのだ。前出の在米スポーツライターは言う。
「もともと、大谷選手には験を担ぐ一面があります。今年の5月29日(日本時間)、13打席ぶりに安打を放ったとき、大谷選手は赤い手袋をはめていました。しかし直前の打席では白い手袋をはめていたので、験担ぎとして手袋の色を変えたのではと話題になりました」