テレビの世界で活躍する花形職業・女子アナウンサー。狭き門をくぐり抜け女子アナとなったものの、近年テレビ局を辞めてフリーアナウンサーに転身する例も増加している。
‘23年3月末にはヒロド歩美(31)が“スポーツ取材をライフワークにするため”に大阪・朝日放送テレビを退社。4月から『報道ステーション』(テレビ朝日系)で全曜日のスポーツキャスターを務めている。
ヒロドのようにフリーアナウンサーに転身して思い通りの生活を送るアナウンサーがいる一方で、あまり思い通りにいかない人も。そこでテレビ局を退社した女子アナウンサーの中から「フリーになってからも活躍していると思う人」「フリーになったことが失敗だったと思う人」に関するアンケートを行った。ここでは「フリーになったことが失敗だったと思うアナウンサー」の結果を公開する。
3位は、3月にテレビ東京を退社したばかりの森香澄(28)。‘23年4月にWebメディア『モデルプレス』で配信されたインタビューでは、「元々新しいことに挑戦することや、何かを始めることがすごく好きなタイプなのですが、やっぱり会社員と守られている分、挑戦できることにも限りがあったので、より幅広いことに挑戦したいと思って退社を決断しました」と語っていた。
“守られていた”テレビ東京時代にレギュラー出演し、存在感を発揮していた『THEカラオケ★バトル』、『ウイニング競馬』などは卒業。最近は『踊る!さんま御殿!!』、『ダウンタウンDX』(ともに日本テレビ系)などにゲスト出演した。“新しい挑戦”が成功していると認められるには、レギュラー番組を獲得して、継続的にテレビ番組に出演しているという印象を与える必要があるのかもしれない。
《競馬以外での話題に欠ける。》
《前よりもテレビ出演が少ない》
《あまり見なくなった》
2位になったのは、‘14年にTBSを退社した田中みな実(36)。退社後もTBS在籍時代から担当していた『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』や『有吉ジャポン』などに引き続き出演していたが、‘21年3月に両番組を卒業。現在のレギュラー番組は『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)のみ。
‘19年に女優としての活動を開始した田中は、‘21年に『ずっと独身でいるつもり?』で映画初主演、`23年にはNHKドラマ『悪女について』でドラマ初主演するなど、女優業で一定の評価は得ているものの、全盛期と比べるとテレビの露出が減っているイメージのようだ。
《一時ブームになっていたけど、最近見かけない》
《女優さんになってるみたいだけどあまり演技がうまくないような気がする》
《ドラマとかで活躍してるみたいですが本職は?と思います》
そんな田中に大差をつけて1位を獲得したのは、鷲見玲奈(33)だ。30歳になる節目の年である‘20年に7年間在職したテレビ東京を退社した。フリーアナウンサーとしては、テレビ東京時代から引き続いて『家、ついて行ってイイですか?』『FOOT×BRAIN』などに`20年3月まで出演し、`22年4月からは『ズームイン!!サタデー』(日本テレビ系)で総合司会を担当している。
タレントとしても活躍しており、小学六年生の時にサッカーの全国大会に出場した運動神経をいかして、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の名物企画である女性芸能人スポーツテストにたびたび出場し、『炎の体育会TV』(TBS系)ではサッカー部マネージャーに就任していた。
女優としては‘21年のドラマ『アプリで恋する20の条件』(日本テレビ系)で女優デビューを果たすと、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)や、『DCU〜手錠を持ったダイバー〜』(TBS系)にも出演した。
‘21年2月の『東洋経済ONLINE』のインタビューで、仕事の優先順位を聞かれ、「自分の中では優先順位はなく、いただいた仕事にNGを出さず、とりあえずやってみる意識が強いです」と語っていた鷲見。テレビ番組のコントで芸人とキスするなど、体当たりで挑戦してきたが、いまだに方向性が定まっておらず、迷走していると捉えられたようだ。
《タレントには向いていない》
《ロンハーなどに出演してただの汚れ芸人になっている》
《路線が悪い》
《昔のほうがよくテレビで見かけた気がする》
【フリーになったことが失敗だった女子アナウンサーランキング】
1位:鷲見玲奈 75票
2位:田中みな実 41票
3位:森香澄 35票
4位:加藤綾子 33票
5位:高橋真麻 32票
6位:西尾由佳理 31票
7位:青木裕子 30票
8位:小川彩佳 25票
9位:宇垣美里 24票
10位:有働由美子 19票
【調査概要】
調査日:2023年6月21日
調査対象:20歳〜39歳の男女400人
調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)