今年デビュー40周年を祝したワールドツアー『ザ・セレブレーション・ツアー』を7月からスタートさせる予定だった世界の歌姫マドンナ(64)が、ニューヨークで意識不明の状態で発見されたことが6月28日に発表された。
現地メディアの報道によると、マドンナは救急搬送され集中治療室(ICU)に入院。深刻な細菌感染のため少なくとも一晩は気管挿管されるなど危険な状態だったという。29日には、退院してニューヨークのアパートに戻り、回復に向かっていることも明らかになった。
公式ウェブサイトによると、40年にわたるキャリアを振り返る大規模なワールドツアーは全84公演で、ほぼ完売となっているが、7月15日から始まるツアーは当面延期するという。
マドンナといえば、近年は“激変した風貌”に関する話題が相次いでいた。今年1月にワールドツアーに向けてInstagramの投稿は一掃されたものの、過激な下着姿や20代にしか見えないシワひとつない近影を載せたかと思えば、眉毛もアイメイクもほとんどしていない無表情の動画を投稿するなど、SNS上で奇妙な投稿を連発。《正直ちょっと怖い》《マドンナはどこ?》などと、ファンやマスコミを騒がせてきた。現在もTikTok上ではそれらの投稿を見ることができる。
さらに今年2月には、マドンナがネットでの“外見批判”に激怒する事態も。
第65回グラミー賞受賞式で、マドンナが「最優秀ポップデュオ/グループ・パフォーマンス」のキム・ペトラスとサム・スミスを紹介するスピーチを行った際、ステージ後方のスクリーンに過去のマドンナの写真が投影されていたため、Twitterには《一体マドンナの顔に何が起こったの?》《顔いじりすぎ》《誰だかわからない》などと、現在の彼女との違いに驚愕する声が多数投稿されたのだ。
これにマドンナは翌日Instagramで反論。《アーティストの勇気に感謝する、とスピーチで私が言ったことよりも、人々は誰の顔でも歪んでしまうようなプレスカメラマンの長いレンズで撮られた私の顔のアップについて話すことを選んだ!!》と長文で怒りをあらわにし、下記のように締めくくった。
《私はこれまで、自分のクリエイティブな選択や自分の見た目、服装について謝罪なんてしたことはないし、これからもするつもりはない。私はキャリアを積み始めたときからメディアにコケにされ続けてきたけれど、これは全て試練だと理解しているし、私の後に続く女性たちが今後もっと楽に生きられるなら、私は喜んで先駆者になる》
年齢など関係なく“マドンナらしく”生きてきた彼女の回復を祈るばかりだ。