母親の自殺を手助けしたとして先月、自殺ほう助の疑いで逮捕された市川猿之助(本名:喜熨斗孝彦)容疑者(47)。出演予定だった「七月大歌舞伎」が、東京・歌舞伎座で7月3日に初日を迎えた。
昼の部「通し狂言 菊宴月白浪(きくのえんつきのしらなみ)」は、市川中車(57)が猿之助容疑者に代わって主演を務めている。
5月17日に東京都目黒区の自宅で、父・段四郎さん(享年76)、母・延子さん(享年75)と一家心中を図ったとされる猿之助容疑者。
各メディアによると、猿之助容疑者は「自身のセクハラ・パワハラ疑惑が報道されることを知り、死んで生まれ変わろうと家族で話した」「両親に水に溶かした睡眠薬を服用させ、顔にかぶせたビニール袋を養生テープで止めた」などと供述しているという。
「両親の死因は向精神薬中毒によるものでした。飲んだ睡眠薬のゴミやコップ、養生テープで止められたビニール袋など、状況がわかるものは猿之助さん自らによって処分されています。また猿之助さんは遺書を書いていましたが、同じく自殺をしようとした両親は遺書を書いた形跡もありません。
今回逮捕された自殺ほう助の疑いは母・延子さんに対するものですが、父・段四郎さんに対しては、認知症の症状が進んでおり、“自殺の意思表示ができたのか”が焦点の一つとされています。殺人容疑になる可能性もあります」(全国紙記者)
現在も、警視庁による取調べを受けている猿之助。そんななか、約1年半前のある出来事が話題になっている。
「猿之助さんは、’21年10月に警視庁の特殊詐欺被害防止の広報大使に任命されたことがありました。猿之助さんの写真と共にポスターも制作されていて、都内の地下鉄などを中心に張り出されていました。
ポスターは2種類あり、それぞれ“親をダマしたら…許さんぞ!!”と“親を想う気持ちが詐欺を防ぐ”という文言が書かれています。事件を受けてポスターがはがされている場所も多いそうです」(前出・全国紙関係者)
“親を想う気持ち”を諭していた猿之助容疑者によるポスターが、SNS上で物議を醸していた。
《親を想う気持ち…なんとも辛いですね》
《猿之助の事件の後にこのポスター見たら皮肉を言ってるように見える》
《流石に親を思う気持ちというキャッチコピーはまずいと思うのだが》
《皮肉としか言えない警察ポスター》