7月14日に公開された宮崎駿監督(82)の10年ぶり長編アニメ『君たちはどう生きるか』。事前のPRを一切行わないという異例の封切りが功を奏したか、Twitterでトレンド入りするなど大きな話題となっている。
予告編もなかったため、内容とあわせて声優のキャスティングもさまざまな憶測を呼んでいた。特に注目されていたのが木村拓哉(50)だった。
木村は昨年末にインスタグラムで《久しぶりにお会いする監督の元、とある作業へと向かいます》《久々の都内郊外のスタジオ。最初は緊張したなぁ…》などと投稿。さらにスタジオジブリの公式ツイッターが、木村が以前演じた『ハウルの動く城』の主人公・ハウルの画像とともに『ありがとう』と投稿したため、新作の打ち合わせではないかと言われていたのだ。
「木村さんの投稿がちょうど『君たちはどう生きるか』の公開日が発表された時期だったので、“キムタクが主役!?”とも言われていました。しかし、ふたを開けてみれば、木村さんは“特別出演”という形で、演じたのは主人公の父親でした。
ほかにも菅田将暉さん、柴咲コウさん、大竹しのぶさんなど有名俳優たちが声を担当しています」(映画関係者)
ややもすればアニメファンから批判をあびがちな“芸能人声優”。だが今作の木村はかなり役に馴染んでいるという。
「木村さんに関しては事前に出演がなんとなくですがわかっていたので、誰を演じているのか探しながら観ていたのですが、正直まったくわかりませんでした。劇場を出てからネットで調べて驚きましたよ」(前出・映画関係者)
ネット上でも木村拓哉らしさが封印された名演に高い評価の声が上がっている。
《えっキムタクいたの?全部声優さんだと思って観てたから…そのくらいすごい演技力!》
《キムタクすげぇ声優上手いです。ハウルの時よりもキムタク感が出ない役なのも良かったのかと思いますが上手いです》
《この声、もしかしてシャア(cv池田秀一)か!?と思ったら木村拓哉だった。最近はあんまりキムタクっぽい演技なさらないのですね》
《キムタクはやっぱりもっと声優の仕事してくれ》
デビューから30年以上が過ぎ、完全に定着したと思われていた木村拓哉のイメージだが、本人は“ちょ待てよ!”と言いたいに違いない。