「デビュー記念日である5月1日にファンへの感謝のコメントを投稿して以来、明菜さんのTwitterは更新されていません」(テレビ局関係者)
7月13日、58歳の誕生日を迎えた中森明菜。それに伴い、13日から4日間、東京・渋谷でファンクラブ限定のグッズ販売イベントが開催された。女性ファンはこう語る。
「『今日はありがとう』などの明菜ちゃん直筆メッセージや写真が展示されていましたが、メインはグッズの販売。タオルは明菜ちゃんが実際に使用して気に入った今治のメーカーのもの。Tシャツも国内生産品で、明菜ちゃん自身が制作に携わったとのことです。『おはようございます』などの明菜ちゃんの声が吹き込まれた目覚まし時計も人気でした」
なかでも特に目を引いたのは、
「アロマキャンドルの5種類セットで、明菜ちゃんが調香したそうです。それぞれ、彼女の楽曲『スローモーション』『北ウイング』『ジプシー・クイーン』『BLONDE』『TATTOO』をイメージした香りだと説明がありました。爽やかな香り、柑橘系、甘い香りなど、どれも素敵でした」(前出・女性ファン)
往年のヒット曲を、アロマキャンドルに――。ファン垂涎の品のように思えるが、別の男性ファンは複雑な胸中を明かす。
「アロマキャンドルセットは、5万5千円もするのです。日本の工場で丁寧に作られたものなので、値段が高くなるのも仕方ないとは思うのですが……。イベントには入場料として5千500円もかかったので、購入は諦めました」
ほかにも、Tシャツは9千350円、タオルセットは1万8千150円、目覚まし時計は7千150円。どれも強気の価格設定のようだが、前出の男性ファンは言う。
「グッズの販売もいいのですが、やっぱり“歌を聴きたい”“姿を見たい”というのが本音です。イベントのために明菜ちゃんがかなり準備を重ねてきたことは伝わってきました。ただ、そこにエネルギーをかけた分、歌手活動ができなくなってしまっているのなら、ファンとしてはやるせない思いです」
昨年12月にはファンクラブが新たに発足。活動が本格化していくかと思われたが、
「再始動を表明してから8月末で1年となりますが、明菜さん自身はまだ一度も公の場に姿を現さないままです。音楽番組も明菜さんの出演を熱望していますが、形になっていません」(前出・テレビ局関係者)
肝入りの“明菜キャンドル”だったが、再始動は先延ばしに。“歌手活動の灯”をファンは第一に見たいはずだが――。