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江戸時代から令和にいたるまで、日本の伝統芸能として人気を誇る歌舞伎。演じる歌舞伎俳優たちはその高い演技力や存在感で、歌舞伎だけでなく映画やドラマでも脚光を浴びている。しかし、女性問題などのスキャンダルで注目を集めることも少なくない。最近では、市川猿之助(47)の心中騒動も話題になるなど、風当たりが強くなりつつある。

 

そんな令和の歌舞伎界で、今誰が評価され、嫌われているのかを400人へのアンケートで調査した。今回は「好きな歌舞伎役者」の結果を公表する。

 

まず3位に選ばれたのは、市川團十郎(45)。昨年コロナ禍で延期となっていた團十郎襲名披露興行を東京・歌舞伎座で行い、歌舞伎界屈指の大名跡を継承した。これからの歌舞伎界を背負って立つ存在として、古典はもちろん『プペル歌舞伎』など新たな演目にも積極的に挑戦している。

 

また、’17年6月に妻・小林麻央さん(享年34)が亡くなってからは、男手ひとつで長女・ぼたん(11)と長男・新之助(10)を育て、SNSでは仲睦まじい様子もたびたびアップしている。

 

歌舞伎役者と父親を両立している團十郎の姿に好意的な声が多く寄せられた。

 

《子育てしながら歌舞伎に頑張っているから》
《良くない噂もありますが、奥様を亡くされて、二人のお子さんを育てていらっしゃる素晴らしい方だと思います》
《芸を演ずるのが、上手く私の好み》

 

2位に選ばれたのは、尾上松也(38)。歌舞伎に加えて、昨年のNHK大河『鎌倉殿の13人』や9月には映画版も上映されるドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)など数々の話題作にも出演し、バラエティ番組にも登場するなどマルチな才能を見せている。

 

そんな多方面での活躍ぶりを評価する声は多く、テレビ番組での明るいキャラクターと歌舞伎に取り組む真剣さに良いギャップを感じるという人も少なくないようだ。

 

《バラエティ番組でユーモアたっぷりな様子を見て親しみを持ち、歌舞伎の芸事にとりくむ真剣な様子とのギャップが魅力に思うため》
《俳優さんとして昔何かに出ていて演技も上手だし、バラエティで見てても面白い方だから》
《軽そうにみえるけど、仕事に対して真面目に取り組んでいるから》
《特に不祥事もなく、ドラマなど多方面で活躍しているから》

 

そんな2人を抑えて、見事1位に選ばれたのは、市川中車こと香川照之(57)。昨年には女性ホステスへの性加害が報じられたことで、CM契約、テレビのレギュラー番組などをほぼ全て失う形となり、俳優としての露出は激減。しかし、歌舞伎役者としては昨年12月の團十郎襲名披露興行で舞台復帰を果たしている。

 

40代後半で歌舞伎界入りしたため、梨園での影響力はあまり大きくなかった中車だが、澤瀉屋のトップである猿之助が心中騒動を起こしたことで、同門再建のキーマンに。七月大歌舞伎では猿之助の代役で宙乗りも披露するなど、奮闘している。

 

自身の騒動前から俳優として絶大な知名度と人気を誇り、現在は歌舞伎役者として奮起する中車の好感度は今も高いようだ。そんな中車へのエールが多く見られた。

 

《演技がダントツで上手く、出てると見入ってしまう魅力があるから》
《不遇な子供時代を送ったのに、一生懸命に努力している》
《途中から歌舞伎の世界に入っているので頑張って欲しいから》

 

【好きな歌舞伎役者ランキング】

1位:香川照之(市川中車)
2位:尾上松也
3位:十三代目 市川團十郎
4位:十代目 松本幸四郎
5位:二代目 中村獅童
6位:六代目 片岡愛之助
7位:六代目 中村勘九郎
8位:五代目 坂東玉三郎
9位:二代目 松本 白鸚
10位:中村隼人

 

調査対象:20代以上の男女400人
調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)

出典元:

WEB女性自身

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