(写真:Sipa USA/時事通信フォト) 画像を見る

米国時間8月23日、ロサンゼルス・エンゼルスのミナシアンGMが会見を開き、大谷翔平選手(29)が右肘の側副靱帯を損傷したことを明かした。大谷選手は今季の残り試合には登板しないという。

 

同日には、エンゼルスとシンシナティ・レッズのWヘッダーが行われており、大谷選手は第一試合に出場するも2回途中で緊急降板。しかし、その後第二試合には出場していた。会見では第一試合後に検査を受けたところ靭帯の損傷が発覚したものの、大谷選手自らが第二試合でのプレイを希望したための出場だったことが明らかになった。

 

“投打二刀流”として大活躍をおさめてきた大谷選手だが、その身体的負荷は非常に大きいものだ。メジャーリーグでは先発投手は中4~5日をあけて登板するのが一般的。しかし、大谷選手はその間、毎日のように打者として試合に出場してきた。

 

そんな疲労もあってか、大谷選手にはこのところ不調が多発していた。6月27日のホワイトソックス戦では右手中指爪が割れ緊急降板。7月4日のパドレス戦では、爪の問題に加えまめができたことで途中降板。7月下旬以降は何度も腕や足のけいれんを起こしていた。それでも、「休める試合はない」と、8月中旬のレンジャーズ戦での登板を回避する以外は出場を続けていた。

 

エンゼルスでは今季に入って、大谷選手以外に17人が故障者入りする異常事態が発生している。特に7月以降、主力選手のトラウト、レンドン、ウォードなどが相次いで離脱。このような状況下で、“大谷頼み”の色がますます濃くなっていたこともあり、休みがとりづらかったことも考えられる。

 

世界的スターの怪我に、野球ファンの間には大きな衝撃が広がった。特に、“前兆”がみられたなかで、今回のような事態になってしまったことについて、球団の責任を問う声が相次いでいる。

 

《いくら大谷が行けると思ってても、球団がそこはコントロールするのが常識ではないのでは?とにかく無理をなさられずに、回復をお祈りしてます》
《負傷者が多く投打共に大谷選手抜きでは考えられないチーム事情、本人の試合に出たいという気持ちから出場していたのでしょうけど、身体に異変があった選手をフルで使い続けて怪我をさせてしまったGM、監督、コーチ、スタッフの責任は大きいと思います》
《やっぱエンゼルスのチーム状況が生んだ怪我としか思えない。休みを申告しなかった大谷にも非はあると思うけど無理にでも休みを取らせようともしなかったネビン監督の責任も大きい。痙攣だとか兆候はあっただろ。大谷は勝ちたいから無理して出ようとすんだよ。》
《やっぱ・・大谷が出れますって言っててもネビンは監督として休ませるべきだったんよな・・・》

 

一方で、ネビン監督は大谷選手の自己管理に絶大の信頼を置いていた。また、大谷選手の出場は大谷選手の意志によるものであったとして、球団への責任追及はすべきではないという声もあがっている。

 

《オーバーワーク? 監督やチームの管理不足とか言うファンがいるけど、大谷本人が決めたことですよ?》
《あの時休んでいたらって思わなくもないけど球団を責めても仕方ない。大谷さん本人も望んで出場してたはずだし》
《ネビンやミナシアンを責めてる人もいるけど休みに関しては本人が試合に出ると言ってきたんだから仕方ないよな 健康なら毎年MVP獲れるような選手で大事なFAも控えてたのに、優勝したいからって理由でWBC出場決める性格だから周りが何を言っても大谷本人が決めたことは変えられない》
《他でもない大谷自身が出たがって、その結果の怪我なら責任の大半は本人にあるんじゃないのかね》

 

今は怪我の回復を願うばかりだ。

出典元:

WEB女性自身

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