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「大谷選手が違和感を訴え、すぐに球団の専属ドクターに診てもらったときは水原一平氏も同席していたそうです。この日はダブルヘッダーのため直後に第2試合があり、ドクターは『次の試合は休んだほうがいい』と大谷選手に強く忠告したのですが……」(在米コーディネーター)

 

8月23日(現地時間)、エンゼルスの大谷翔平選手(29)はレッズ戦の第1試合に「2番・投手兼DH」でスタメン出場。初回に44号ホームランを放ったが、登板中の2回表、ベンチに向かって首を振り、そのまま降板した。

 

「当初、降板の理由をチームは『腕の疲労』と発表。3回には代打を送られ打者としても退きました。ファンが心配するなか、その後の第2試合も大谷選手はDHでスタメン出場。ヒットを打つも試合後にミナシアンGMが大谷の右肘靱帯損傷を発表。『投手として今季はもう投げない』と宣言したのです」(在米スポーツライター)

 

今回の右肘靱帯の損傷について、福住整形外科クリニック院長・亀田和利医師はこう語る。

 

「内側側副靱帯は、ひじ関節を安定させるため、重要な役割を果たしています。この靱帯が損傷すると、疼痛や腫れ、不安定感などの症状が現れます。現状の情報だと、靱帯が完全に切れている状態でおそらくグレード3だと思っています。復帰を早めるためにはトミー・ジョン手術をしたほうがいいかもしれません」

 

どんな手術なのだろうか。

 

「正常な腱の一部を損傷した靱帯に移植して再生を図る治療法で、大谷選手は’18年にすでにこの手術を受けています。手術によるリスクはほとんどありませんが、復帰まで一般的には1年~1年半かかります」(亀田医師)

 

本来であれば、異変を訴えた第1試合後に様子見のため直後の試合は控えるものだが、出場は大谷自身の“魂の直訴”だったようだ。前出の在米コーディネーターはこう語る。

 

「実は常にそばにいる一平さんが見ていてもわかるほど、最近の大谷選手は疲れていたそうです。一平さんは何度も『ちょっと休んだら?』と話していたそうです。今回の診断後、医師も一平さんも『休んだほうがいい』と勧めたそうですが、大谷選手は『休まない。絶対に試合に出る!』と譲らなかったそうです」

 

大谷は別の病院で精密検査を受ける予定だ。

 

「その検査結果を受け、手術するべきなのか、シーズンオフまで注射でしのぐのか判断することになるそうです。FA交渉を務める代理人も大谷選手に『一刻も早く休んでほしい。二刀流ができなくなると、契約金が大幅に下がる』と懸念を伝えているそうです」(前出・在米コーディネーター)

 

30代になっても、大谷の躍動的な二刀流を見たいとファンは願っている。決して無理はしないで!

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