9月3日、神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガース戦。そこで、ヤクルトのスタジアムDJが発したアナウンスが物議を醸している。
この日の9回、ヤクルト・山本大貴投手(27)が阪神・近本光司選手(28)の右脇腹に死球を与えてしまうというハプニングが起こった。近本選手はそのまま打席に倒れ込み、途中退場。スタジアムは一時騒然となった。
その後、試合は続き、山本投手は無失点でマウンドを降りることに。すると、神宮球場のスタジアムDJであるパトリック・ユウ氏(55)は「ナイスピッチング山本」とアナウンス。しかし、先の死球があったため、阪神ファンを中心に球場では怒号が発生した。
4日、パトリック氏は自身のTwitter(現X)アカウントを更新。そして《9/3(日)の試合において死球後に私が的確ではないアナウンス表現をしてしまいまして多くのファンのみなさん、チーム、関係者の皆さんに不快な思いにさせてしまいまして本当に申し訳けございませんでした》(原文ママ)と謝罪した。
実はヤクルトは、先月にも死球後の行動が疑問視されていた。それは、8月19日に行われた中日戦でのこと。木沢尚文投手(25)が中日の石川昂弥選手(22)の頭部に死球を投げてしまい、石川選手は病院に搬送されることに。それにも関わらず、ヤクルトにとって勝ち試合だったため、田口麗斗選手(27)が試合後、恒例の“勝利の舞”を披露したのだ。
その行動が問題視された田口投手は同日、Twitterに《先程、石川選手が病院へ搬送されたとニュースを見ました。試合中、試合直後だったので情報が入ってきておらずいつも通りスワローズファンの皆様へのパフォーマンスをしました。石川選手の無事を祈ります》と投稿。そして、《ドラゴンズ関係者の皆様不快な気持ちになる行動をとってしまいすみませんでした》と綴った。
謝罪したとはいえ、相手チームに対して配慮のない行動が続くヤクルト。そのためネットでは厳しい声が、こう上がっている。
《田口の勝利のアレの次は、球場DJの無神経な発言か…ヤクルトの関係者、みんな頭おかしいんか?》
《ヤクルトよ・・・反省しない球団だなぁ 前回の田口投手の件といい今回またこれですか・・・》
《これだけチームとして死球が多いとヤクルト球団として演出を真剣に考えるべきだと思います。先日の田口選手の勝利の舞含めて》
《ヤクルトの球団体質を疑います》