青春時代に夢中になったドラマの裏には私たちの知らない“ドラマ”がいっぱい。出演者ご本人を直撃し、今だから話せるエピソードをこっそりお届け!
【『3年B組金八先生 第2シリーズ』(TBS系・’80年)】
武田鉄矢が演じる坂本金八が3年B組の学級担任を務める人気シリーズの第2弾。当時、社会問題化していた校内暴力を正面から扱い、加藤優(直江喜一)が警察に連行される場面や腐ったミカンの方程式はあまりに有名。
「コロナ禍前まで、毎年のように新年会やお花見の会など、『金八先生』の同窓会をやっていたんです。最近は年齢的にも亡くなる方がいらっしゃって、悲しい集まりになることもありますが……」
こう語るのは、第2シリーズに出演した伊藤つかささん(56)。中学2年生のときに受けたオーディションでは、ドラマで輝きを放った沖田浩之さんも一緒だった。
「中2の私から見たら、背が高くて、高3だったヒロくんは大人。竹の子族として雑誌にも出ていたので、周りの女のコたちもキャーキャー言っていました。第1シリーズのたのきんトリオに続くスターになるのはヒロくんだって、みんなが思っていたんです」
撮影はハードだった。平日にTBSでリハーサルやスタジオ撮影を行い、土曜・日曜はロケがあったという。
「でも、すごく楽しかったです。たまにマッチさん(近藤真彦)がスタジオ見学に来たりすると、大変な騒ぎに。学校にいるみたいな雰囲気だから、後からスタッフさんに聞くと『抑えるのに大変だった』そうです」
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