高級車を複数保有する女性YouTuber「あま猫」氏が投稿した動画が波紋を呼んでいる。
あま猫氏は、チャンネル登録者数18万人の“車系YouTuber”。公認会計士の資格を持ち、平日は監査法人で働くかたわら、自身が保有するフェラーリ 488、レクサスIS500、SUBARU WRX STIなどの高級車を紹介する動画を投稿し、車好きのユーザーから人気を博してきた。今年9月にアップした動画で、「本業の監査法人を辞めざるを得ない形となり、この度無職になりました」と監査法人の退社を報告し、以降はYouTuber一筋で活動している。
10月15日、あま猫氏は「【私、怒ってます】新しい愛車NISSAN GT-Rをお披露目したら盗難されかけました」という動画を投稿。動画は、東京・汐留にある撮影スポットとして人気の「イタリア街」にて12月に発売予定の写真集の撮影後に感想を話す場面から始まった。
その後、10月6日に投稿した動画内にて納車したことを発表していた「NISSAN GT-R」の話題に。あま猫氏はカラーや車内に施されたエンブレムが気に入っていると嬉しそうに語ると、「カメラマンさんに日々の感謝を込めまして、軽く乗ります?」と提案した。
その後、カメラマンが路肩に停車していたGT-Rにのりこむと複数回エンジンを“空ぶかし”し、街中に大きな音が鳴り響いた。路上で様子をみていたあま猫氏も「いくら撮影許可とっているとはいえ近所迷惑になっちゃうよ」と注意はしていたものの、終始にこやかな対応だった。
さらに、歩道を歩く歩行者の姿も確認できるなか、なんと車は急発進。カメラを持つあま猫氏が、車の行方を見失うことに。その後、元の停車位置へと戻ってきたカメラマンと合流すると、「そこ一周って言ったのに、なんで反対方向走っていったの?」とと非難。
だが、最終的には「このGTR君の良さが伝わってくれたならよかったです…」と笑顔で語った。
この動画が公開されると、カメラマンの運転の様子に「危険だ」と批判が殺到。この動画のキャプションには、「※ 動画上でも説明している通り、管理会社へ利用許可を得て撮影しております。勝手な憶測でのコメントはご遠慮いただけますと幸いです」と記載されているが、“問題はそこではない”と指摘があがっている。
《許可取ったら危険行為が許されるわけじゃない。やった人間も問題だが、それを編集してアップロードまでしてしまう時点で同罪。頼むから周りの人を巻き込むような危険行為はやめてほしい》
《ちょっと危ない行為の撮影ですね。いくら許可得てもやり過ぎではないでしょうか。ニュースでも色々取り上げられてる彼女ですが、今回ばかりは皆さんの意見が正しいと思ってしまった。ど真ん中出身でそこに住んでる私としては残念でした》
《管理会社に許可を得ていたとしても、危険運転をして事故でも起こせば瑕疵は管理会社にも及ぶ可能性があります。自分達の都合の良い解釈で、暴走運手しても良いと勘違いしてるのならば非難が来るのは当然です》
過去に、あま猫氏はこのGT-Rを購入する際にも批判を浴びている。あま猫氏は「Honda NSX」という日本に500台ほどしかないという希少なスポーツカーを所有していたが、購入1年足らずという短い期間で売却。「転売目的では」と冷ややかなコメントが寄せられたが、あま猫氏は売却した理由について、GT-Rを購入する際のローンの条件がNSXを売却することだったと説明した。