たびたび番組内でのドッキリが話題になる『水曜日のダウンタウン』(TBS系)。11月1日放送回で、ドッキリを仕掛けられたラーメン店の“神対応”が話題を呼んでいる。
注目を集めているのは「ラーメンの替え玉をスープがなくなっても注文し続けるヤツおっかない説」を検証するという企画。都内にある「博多らーめん由丸」の人形町店で、大食いYouTuberの楽々が延々と替え玉をし続け、店員として働く宮崎さんの反応をみるというものだ。なお、店長はドッキリに協力している。
順調に替え玉をし続ける楽々だが、7玉目でスープが完全になくなることに。すると、食べっぷりに「麺を楽しんでる感じ」と感心していた宮崎さんは、替玉のタレやトッピングを勧めるなど親切に対応。最終的に19玉でギブアップし楽々が会計に向かうと、宮崎さんは「気持ちよかったけん、今日タダでええよ。また来て」と声をかけたのだ。
この宮崎さん“神対応”はネット上でたちまち話題となり、《素敵だなぁ》《神様みたいな人でしたね!》と称賛の声が。松本人志(60)も、VTR終了後にスタジオで、宮崎さんが結果的にご馳走してくれたことに対して、「本当に悪い番組だと僕は思いましたよ。店員さんに申し訳ない。炎上するべきですよ」と番組サイドにツッコんでいた。
そこで本誌は、放送翌日の11月2日、当時の様子やその後の反響について、店主の鈴木さんに話を聞いた。(以下、カッコ内はすべて店主)
まず、楽々のラーメン代を“タダ”にしたことについては、宮崎さんが「自分が払いますが、いいですか」と店長に申し出たことを受けて快諾したという流れだったようだ。
過去に同様のことはないそうで、「あそこまで食べたんであればってことでしょうけど」と楽々が食べた量にかなり驚いていたことが理由ではないかと、店長は推測。
実際に来店するお客さんでも「男性の方でも(多くて)5、6個ですかね」だという。それでも「サラリーマンの方とか、このあと仕事できるのかなと思っちゃうぐらいですよね」というほどらしく、19玉食べた楽々の量は脅威だったようだ。
ドッキリに協力した側ではあるが、「もっとプロレスラーじゃないですけどそういう人がくるのかなって」と思っていたという店長。「あんなに華奢な方があそこまで食べるとは思わなかった」と楽々の体型と食べる量のギャップに驚いたそうで、「やっぱどんどん胃の中に入って麺が膨れるじゃないですか、水分があるので。それであそこまで食べれるのはすごいと思います」と改めて振り返った。
さらに宮崎さんが“神対応”として話題になっていることに対して、「宮崎自体優しい方なんで、そういうのが出たんだと思います」とコメント。
また、番組の視聴者からは、スープがなくなったあとも替え玉を頼むことは店として迷惑ではないかと心配する声もあった。そのことについても問題ないとした上で、「ただ、まぜそばみたいな感じになっちゃいますが、替え玉で食べたりってお客さんはいらっしゃいますね」と教えてくれた。
最後に放送後の反響について聞いてみると、「言わなかったお客さんもいると思うんですけど」と前置きした上で「テレビ見たよっていう方で10名ほどいらっしゃいました」という。
平日の今日(11月2日)ですら客足は若干増えたということで、「翌日ですごいなと思います。土曜日がどうなるのかなと思いまして」と週末の客足に期待を寄せていた。
取材中、店長が「誰か替え玉の無料の時間に来て、チャレンジしていただければ」と笑いながら話す場面もあった。宮崎さんだけでなく、店長も“神対応”だった。