11月20日、私人逮捕系YouTuber「ガッツch」として活動していた中島蓮こと今野蓮容疑者(30)が、覚醒剤取締法違反の教唆容疑で逮捕された。共に動画の作成を行っていた「みっちー」こと奥村路丈容疑者(28)も、同容疑で逮捕されている。
各メディアによると、今年8月、今野容疑者らが女性になりすまし、ネットで知り合った男性に覚醒剤を持って来させるようにそそのかした疑いがもたれているという。逮捕前より過激な行為が批判を浴びていたが、先日逮捕された“煉獄コロアキ”こと杉田一明容疑者(40)と合わせて、私人逮捕系YouTuberとしては2人目の逮捕となる。
「当初は、痴漢やチケットの不正販売を取り締まるという正義を掲げており、私人逮捕系YouTuberらを支持する声も少なくありませんでした。しかし注目が高まるにしたがって、おとり捜査まがいの手法や手荒に相手を制圧するといった、過激な投稿が増えていき、批判が殺到していました。YouTubeの運営サイドにも批判の声があがり、杉田容疑者は逮捕前にアカウントを停止されていました」(Webメディア記者)
今野容疑者も、逮捕4日前となる11月17日に投稿した動画にて「11月18日をもってYouTubeの広告収益が停止しました。今月入る予定だった収益も入りません」と告白。そうした事態を受けて、署名と寄付が同時にできるサイト「Voice」にてクラウドファンディングを開始することを発表していた。
寄付の使用目的は「活動費、ミッチーの生活費、私の生活費、政治団体の設立費用」としており、年内に政治団体を設立すること、JR東日本宛てに痴漢や私人逮捕に関する10の質問を行うための署名を行うことを明かした。
しかし、21日現在、「Voice」の当該ページへのリンクをクリックすると《本イベントは、規約により削除または公開が停止されております》と表示され、非公開となっている。
また「Voice」のお問い合わせ欄には「緊急 ガッツch 痴漢撲滅活動 【JR東日本を糾弾します】の署名活動に関するお問合せにつきまして」という題にて、「発起人の逮捕により、ページの公開を停止致しました。今後の取り扱いにつきましては弊社内にて議論の上、決定いたします」と説明があった。
さらに同ページには、クラウドファンディングを公開した18日より「詳細調査を行なっております」との記載があり、「既に大変多くの方からご連絡を頂いておりますため、弊社への通報のご連絡は頂く必要がございませんので一旦お止め頂けますようお伝え申し上げます」と波紋を呼んでいる様子が伺えた。
逮捕された日の10時ごろには「発起人中島様と直接ご連絡」と記載されており、警察庁 暴力団対策課 暴力団排除第三係や暴力団追放運動推進都民センターらと、方針を決めていることを発表していた。