10月から始まった秋ドラマも佳境を迎えつつあり、冬クールのドラマの詳細が続々と出始めている。来年1月からスタートする『君が心をくれたから』(フジテレビ系)では、永野芽郁(24)が月9ドラマの初主演を務める。現在は人気女優としての地位を確立した永野だが、10代のころは『SEVENTEEN』の人気モデルとして活動していた経歴が。
一昔前は劇団や養成所を経て女優になるのが一般的だったが、昨今は永野のようにモデルを経て、女優として大成する人も少なくない。そこで本誌は、男女500人を対象に、「演技がうまいと思うモデル出身男優/女優」についてのアンケートを実施。ここでは「演技がうまいと思う女優」のランキングを公開する。
まず、3位に選ばれたのは、米倉涼子(48)。54票を獲得した。
92年の「第6回全日本国民的美少女コンテスト」にて審査員特別賞を受賞し、『CanCam』の専属モデルに。99年に「女優宣言」会見を行ったあとは、『ラブ・レボリューション』(01年・フジテレビ系)や『奥さまは魔女』(04年・TBS系)といった数々の話題作に出演し、キャリアを重ねた。女優としての決定打となったのが、’12年から始まった『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)。「私、失敗しないので」を決めゼリフに持つ天才外科医・大門未知子がかつてないはまり役となり、支持する声が多かった。
「ドクターXの確立したキャラクターに存在感があるから」
「やっぱりドクターXがハマりました」
「医療ドラマの決めゼリフが決まっているから」
『黒革の手帖』や『ドクターX』などで“強い女性”を演じることも多いことからか「貫禄があるから」「目力があっていつも圧倒される」「切れがあってかっこよく見える」と評価する声も多かった。
続いて2位に選ばれたのは永野芽郁(24)。55票を獲得。
子役としての活動を経て、’10年ごろより『ニコ☆プチ』や『nicola』などのティーン向けのファッション誌でモデル活動を開始。’15年に映画『俺物語!!』のヒロイン役をオーディションで勝ち取ったことをきっかけに、NHK大河『真田丸』や『3年A組』(日本テレビ系)といった有名作品に出演。高校卒業直後の’18年にはNHK連続テレビ小説『半分、青い。』でヒロイン役を務め、難聴の女性という難役を演じきった。特に泣くシーンでは多くの視聴者の心を掴んだようで、記憶に残った人も多かったようだ。
「引き込まれる演技をする」
「泣いている演技などを見るとつい貰い泣きしてしまう」
「飾らずそのままに自然な演技をしていると感じるから」
「見た目は可愛いのに演技に入ると涙をぽろぽろと出し深刻な演技もできるから」
また、22年に公開された映画『マイ・ブロークン・マリコ』では、愛煙家のOLを好演。清純派のイメージが強い永野の喫煙シーンが話題を呼んだこともあり、「役によって同じ人とは思えないほど変わるから」と役でのギャップを評価する声も多かった。
そんな朝ドラヒロインの永野を抑え、1票差の僅差で1位に選ばれたのは、北川景子(37)。
高校在学中にスカウトされ、『Seventeen』にてモデル活動を開始。03年に放送されたテレビドラマ『美少女戦士セーラームーン』(中部日本放送)の出演をきっかけに女優デビューを果たし、09年の『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(フジテレビ系)でのヒロイン役や、16年から開始した『家売るオンナ』シリーズ(日本テレビ系)では主演を務めるなど多くの作品に出演。戦争を題材にしたシリアスな作品からコメディ・恋愛ドラマまで幅広いジャンルの作品に出演しているうえ、主演から脇役までこなす北川の演技の幅広さを評価する声が多かった。
「クールな役から可愛い役まで幅広い」
「クールな役柄が多いけど、コメディもこなしている」
「シリアス、コミカル、色々なタイプの人物を演じながらも嫌味じゃないように美しさも際立たせているから」
また、現在放送されている大河ドラマ『どうする家康』(NHK)では、織田信長の妹のお市とその娘の茶々役の二つを演じている。高い演技力が求められる一人二役だが、「どうする家康でのお市と茶々の演じ分けが見事すぎた」「今見ているドラマで一人二役をしているがその演じ分けが素晴らしいと思った」とこちらでも高評価を受けていた。
今回このようなランキングになったが、4位の広瀬すず(25)から8位の菜々緒までその差はどれも数票とかなりの激戦となった。実力派揃いのモデル出身女優たちだが、次なる新星は果たしてー―。