漫才日本一を決めるM-1グランプリ2023の決勝戦が12月24日に行われ、お笑いコンビ・令和ロマンが優勝。結成5年目にして8540組の頂点に立ち、19代目王者の称号と賞金1000万円を手にした。
霜降り明星やウエストランドなど歴代の王者たちは賞金を折半してきたが、今回は違うようだ。
決勝後に映像配信サービス『Lemino』で配信されていた『M-1グランプリ2023 イブより熱い大反省会!』に出演し、MCを務めていた麒麟・川島明(44)から1000万円の使い道を聞かれて、ツッコミを担当している松井ケムリ(30)が「(普通に分けるなら)500万、500万なんですけど、僕は500万を(相方の)くるま(29)にあげることにしてるんです」と衝撃発言。
さらにその理由を「ラジオでずっと言っていたんですけど、(くるまが)500万をもらえないと、ヤル気を出さないと言っていた。ノリでオッケーを言っていたんですけど、まさか優勝するとは…。だから最悪です」と明かしていた。
川島から「いいの?」と再度気持ちを確認されると、松井は「(王者の)肩書きがあるんで、十分なんで僕は」と平然と答えた。続いて川島が「実家は貧しいんでしょ?」と“ふる”と、松井は「お父さんは大和証券の副社長なんで」と告白。相方の高比良くるま(29)が「社名を言うな! 俺らの話がブレるだろ!」とすかさずツッコミを入れていた。
`22年6月に「たっくまん」というYouTubeチャンネルの動画に出演した際にも、松井は父親が大和証券の副社長兼最高執行責任者(COO)で、年収が1億8100万円であることを明かしており、“持ちネタ”のようだ。
息子にとって“自慢の父”になるまで、松井の実父は何度も“修羅場”を乗り越えていた。金融ジャーナリストは明かす。
「松井さんのお父さんは’99年から、投資銀行業務に従事しています。終電まで働き、翌日朝7時にはまた会社で働き始める生活を送っていました。特にライブドアとフジテレビのニッポン放送株争奪戦があった05年には、寝る間もなかったそうです。
あまりの“モーレツ”社員ぶりに、次第に体は蝕まれていきました。’07年、しばらく調子が悪い日が続いたのちに、過労で倒れてしまったといいます。当時、松井さんは中学生でした。
2カ月間入院し、4カ月間の療養を経たのちに仕事に復帰。一時は命の危機に瀕していたそうです」
M-1王者となった松井は今後は父以上に多忙になるかもしれないだけに、健康には気を付けて欲しい。