1月24日、東北楽天ゴールデンイーグルスと契約合意していたニック・ターリー投手(34)に二重契約疑惑が浮上した。
アメリカ出身のターリー投手は、これまでミネソタ・ツインズやピッツバーグ・パイレーツといったチームを渡り歩き、’21年11月に広島カープと契約。そして、昨年12月に楽天が公式サイトで契約合意に至ったと声明を発表し、当時ターリー投手はこのようにコメントしていた。
《楽天イーグルスの一員になれたことをお知らせすることができてとてもエキサイトしています。家族一同、日本に戻って東北、仙台の街やファンの皆さんと出会うことが今から待ちきれない気分です。新しいチームメート、監督コーチやスタッフと会えることもとても楽しみにしています。チームの勝利に貢献できるよう、ベストを尽くしますので応援、サポートをお願いします。ガンバリマス》
しかし1月24日早朝、メキシカンリーグのチーム「アセレロス・デ・モンクローバ」がXで投手を補強するといい、ターリー投手を写真と共に紹介。さらにチームの公式サイトでは、ターリー投手のこれまでの経歴も詳しく紹介している。
そのためイーグルスファンは混乱し、Xでは《え?ターリー二重契約してたの?》《二重契約って何ですかターリーさん。。》《どういうこと??》との声が上がることに。さらに「二重契約」がトレンド入りするなど混迷を極めていた。
そこで本誌は楽天イーグルスを運営する球団広報部に、二重契約の事実などについて問い合わせたところ、次の回答が寄せられた。
「球団としては、厳正な手続きを踏んで行っており、選手ともきちんとコミュニケーションをとっておりますので、元々そのような事実はございません。今回、念のため全て確認いたしましたが、もちろんそのような事実はございませんでした」
また、ターリー投手との契約についてにも改めて確認すると、広報部は「2023年12月27日に弊球団より発表してます通り、ニック・ターリー選手との間で契約を合意しております」と回答があった。
二重契約を否定したイーグルス。ひとまずファンは安心して良さそうだ。