’25年前期に放送されるNHK朝ドラ『あんぱん』のヒロイン役を務めることが決まった今田美桜(26)。『あんぱん』は、「アンパンマン」の作者であるやなせたかしさんと妻・小松暢さん夫婦をモデルとして描いた作品で、今田は妻の朝田のぶ役を演じる。
今回ヒロインを決めるにあたって、東京制作としては7年ぶりにオーディションを開催し、歴代最多の3365人が参加。最終カメラテストには名だたる若手女優たちが参加していたというが、今田だけが唯一、スタッフたちが涙を流すほど感動させることができたといい、満場一致で決まったという。
高視聴率を獲得し、ヒロインを務めた後は女優として大きな躍進に繋がるNHKの「朝ドラ」のヒロイン。これまでも『あまちゃん』ののん(30)や、『べっぴんさん』の芳根京子(26)などは人気女優を輩出してきた。
そこで、本誌は男女500人を対象に、これまで朝ドラヒロインを務めたことがない10代から20代の若手女優のなかから、「今後ヒロインに選ばれてほしい人」は誰かを調査するアンケートを行なった。その結果をランキング形式で発表する。
まず、3位に選ばれたのは、小芝風花(26)。59票を獲得した。
’11年に『イオン×オスカープロモーション ガールズオーディション2011』でグランプリを獲得すると、’14年の映画『魔女の宅急便』で演じた主人公キキ役が話題に。以来、数々の話題作に出演し、現在も『大奥』(フジテレビ系)で主演を務めるなど、押しも押されぬ人気女優に。
また、朝ドラ『あさが来た』(’16年)でのヒロインの娘役や『トクサツガガガ』(’19年)での主演など、NHK制作のドラマにも多数出演しており、その点でも実績は十分だ。
抜群の透明感と天真爛漫な雰囲気を持つ小芝だけに、朝ドラのヒロインとして推す人が多いようだ。
「とても可愛いのと性格が良さそうな人だから」
「素朴で可愛い。誰にでも愛されるキャラ」
「可愛くて清楚なイメージだから」
「透明感があり、ぴったりなイメージ」
昨年主演したドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)でのマシンガントークや、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)では「グルメチキンレース ゴチになります!24」(日本テレビ系)のレギュラーメンバーになるなど演技や仕事の幅も広いことから、「演技の幅が広くどんな役でもこなせそうだから」「少し古い話でも、現代の話でも違和感なく視聴できそうだと思うから」という意見もあった。
続いて2位に選ばれたのは、広瀬アリス(29)。82票を獲得。
妹・広瀬すずが先に19年の朝ドラ『なつぞら』ヒロインを務めるなど、女優としては先にブレイクしたが、アリスも毎年のように主演ドラマを抱えるなど人気女優に。今年4月放送予定の『366日』(フジテレビ系)ではついに月9初主演も務める。
小芝と同じくNHKのドラマの出演経験が多数あり、’17年の朝ドラ『わろてんか』では旅芸人の秦野リリコ役を演じ、’23年の大河ドラマ『どうする家康』では家康の側室・於愛の方役で出演している。
ドラマ中で見せるコミカルな演技に定評があり、「R-1グランプリ」の司会を務めるなどバラエティ番組に数多く出演したりしていることから、快活なイメージを持つ人は多いよう。「明るい爽やかさがヒロインを演じるのにぴったりだ」という意見が寄せられていた。
「いつも明るいから」
「明るく爽やかなイメージ」
「性格も演技も明るく前向きなイメージがある為」
「かわいいしさっぱりしていて、演技も好きだから」
また、アリスといえば『釣りバカ日誌』(テレビ東京系)といったコメディ作品から『マイ・セカンド・アオハル』などの恋愛作品まで幅広く出演している。そのため、「いろんな役に合うと思ったから」「好きな女優さんでマルチに活躍してるので演技にも期待出来ると思ったから」と評価する声も多かった。
そんな超人気女優の2人を抑えて、1位に選ばれたのは、芦田愛菜(19)。100票を獲得した。
‘10年のドラマ『Mother』(日本テレビ系)で、ネグレクトを受ける娘という難役を当時5歳にして演じきり“天才子役”として大ブレイク。’11年のドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)ではゴールデン帯連ドラでは史上最年少となる主演を務め、同年のNHK大河ドラマ『江?姫たちの戦国?』でも茶々の幼少時代を演じている。その後も、’18年度の朝ドラ『まんぷく』ではナレーションを担当し、現在は日曜劇場『さよならマエストロ』(TBS系)で西島秀俊(52)演じる主人公の娘役としてW主演を務めるなど、話題作への出演が続いている。
また’19年11月には、「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で祝詞を述べるという大役も務めており、国民的女優といえる存在に。そんな芦田だけに、朝ドラヒロインとしても見たいという人が多いようだ。
「子役の頃からみており朝ドラに脇役としても出てないから」
「全世代の方が知ってると思うから」
「今のままで十分活躍していて知名度も抜群だと思うけど、さらに多くの人年代の人が見る朝ドラのヒロインをやってもらい、不動の人気を集めて欲しい」
「天才子役だった彼女が大人になり、大人の女優として成長した姿を見たいから」
また、読書が趣味だと公言したり現役で慶應大学に通っていたりなど、知的なイメージも好感度に繋がっているよう。「可愛くて聡明だから」「知的でNHKの雰囲気に合っている」「知的でクリーンだから」と、NHKの朝ドラのヒロインにふさわしいという意見も多く寄せられていた。
いつか朝ドラのヒロインとして選ばれる日は来るかーー。