米メジャーリーグへの移籍を訴えたと報じられるなど、球団との契約交渉が長引いていたプロ野球・千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手(22)。騒動に伴いイメージ悪化が懸念されるなか春季キャンプでの挽回が期待されていたが、真逆の展開が待っていたという。
「ロッテは2月1日から12日まで沖縄・石垣島でキャンプを実施。大半は翌日に沖縄本島の糸満市に移動して二次キャンプを始めましたが、佐々木選手をはじめ一部選手は石垣島に残留して練習。19日の夜にこっそり沖縄本島入りしましたが、球団側は『取材対応ができない』と朗希の石垣島残留練習や移動の取材をやんわり断っていたといいます。キャンプ中も、初日ともう1日の計2回だけ取材対応しただけ。後は佐々木選手と雑談することさえ許されませんでした」(テレビ局関係者)
糸満でのキャンプでは、さらに状況が悪化した。
「20日は石垣島から移動した選手の休養日が設定されていましたが、佐々木選手は返上してキャンプ地の施設に姿を見せました。居合わせたファンは大喜びで、次々に携帯カメラを向けて撮影する姿もありました。ところが、ネットニュースには一切掲載されなかった。神経をとがらせていた佐々木選手の意向を汲んでか、再び球団は『今日は休養日なので取材日ではない。撮影は絶対にやめてくれ』と報道規制したのです。
話しかけるなんてもってのほか。いっぽうSNSにはマスコミではない、一般人が撮影した佐々木朗希の笑顔がアップされていました。そのため、報道陣からは大ブーイングが起きていました」(前出・テレビ局関係者)
さらに、25日の初実戦登板前にはこんなことも。
「球場内にあるブルペンは外からも見える場所にあるのですが、『絶対に近づかないでください!』と球団側から通達がありました。『試合が始まるので』という曖昧な理由でしたが、通達があった日はちょうど佐々木朗希がブルペンで投球練習していたといいます。結局のところ、すべて“朗希ファースト”で物事が動いてしまっているのです。
こうなると、どんどん佐々木自身の印象が悪くなっていく。球団は彼を守りたいのかもしれませんが、このままではワガママで頑固な“悪役キャラクター”が板についてしまいかねませんよ」(球団OB)
春季キャンプで起きていた異常事態。波紋はさらに広がっていくのだろうか。