スプレーなどを用いて、街中の壁や電車などに文字や絵を描く「グラフィティアート」。ただ、日本では所有者の許可なく行った場合、犯罪として責任を問われる可能性も高い。そんななか、海外のあるショップがInstagramに投稿した動画が物議を醸している。
問題視されているのは、スプレーやマーカーなどグラフィティ用品を販売するアメリカ最大の専門店「Spray Planet」のアカウントが3月4日に投稿した“落書き動画”。
東京・下北沢周辺と思しき場所で、手袋をした人物がマーカーのようなアイテムで次々と至る場所に黒い文字を書いていく内容だ。それだけでなく、“万引き”のような映像も収められている。
50秒ほどに編集された早送り動画では、はじめにファミリーマートの看板に大きく文字を描く様子が。次に店内に入るとおにぎりをカバンに入れ、会計をせずに堂々とレジ前をスルー。退店した際に映り込んだ店の自動扉には、「代沢五丁目店」という店名が確認できた。
ファミリーマートを後にしたその人物は、近くにあった証明写真機の側面にも黒い文字で落書き。横断歩道を渡るとビルの壁など2箇所にも文字を描き、その手を止めることなくセブンイレブンと思しきコンビニの壁にも落書きをしていた。この時もコンビニに入店し、再びおにぎりを複数掴んで会計をせずに退店したのだった。
この投稿には「Rampage Mode! (編集部訳:暴走モード)」と綴られ、個人のものと思しき別のアカウントも共有。そのアカウントでも、同じ内容の動画が2日前に投稿されていた。
ただ、実際にいつ撮影されたかは不明だ。しかし共有された個人アカウントでは、5日前から下北沢だけでなく、新宿や渋谷、中野などと思しき場所で落書きをする様子を収めた動画が投稿され続けている。落書きの対象も、ポストや公共の案内図、木製の扉などさまざまだ。
これらの投稿はXでも拡散され、批判の声が相次いでいる。
《やめて》
《これは酷い!大問題》
《舐められすぎ》
《普通に犯罪で草》