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違法賭博の借金を少なくとも450万ドル(約6億8千万円)以上抱えていたとされる水原一平氏(39)。

 

ロス在住のジャーナリストは現地の様子をこう語る。

 

「水原氏は事情聴取のため、ロスに帰ってきているはずなのですが消息不明です。現地メディアも必死で捜索していますが、いまだに姿を捉えられていません。球団事務所でも彼の話題を出さないようにしているそうです」

 

雲隠れ状態だという水原氏。ロス在住の父・英政さんも混乱に巻き込まれているという。

 

「騒動後、英政さんの勤務先の日系居酒屋に取材が殺到し、お客さんを他店に案内していたそうです。FNNの取材に対しては、『(今回の騒動について)知らない、俺は何も』とだけ答えていました」(前出・在米ジャーナリスト)

 

水原氏の賭博について何も聞かされていなかったという英政さん。しかし、「一平さんのギャンブル癖は父親譲りだと思う」と水原父子の知人は明かす。

 

「お父さんのギャンブル好きは有名です。一平さんはお父さんの勧めでカジノのディーラー養成学校に入学したほどですしね。一平さんがハマったスポーツベットにも興味を持っていたようです。スポーツベットはアメリカでは盛んなので珍しい話ではないですが、お父さんは賭け事があまり強くなかったとか。料理人としては優秀だったものの、私生活ではギャンブルにのめり込んで負けがかさみ、経済的に困窮していたのかもしれません」

 

過去の裁判記録によれば、’99年、英政さんは裁判所に破産を申し立てている。

 

「自己破産の話は近しい人ならみんな知っています。原因ははっきりとは明かしていませんでしたが、ギャンブルだったのかもしれないですね」(前出・水原父子の知人)

 

水原氏の周りには英政さんのほかにも自己破産をした人物がいる。

 

「’21年に水原氏をスポーツ賭博に誘って、今回の騒動の発端となった胴元マシュー・ボウヤー氏も過去ギャンブルで失敗しています。’11年にカジノで大負けし、借金が約6千万円まで膨らんだため、自己破産しているのです」(前出・在米ジャーナリスト)

 

自己破産するほどのギャンブラーが身近にいたことが水原氏の思考をまひさせたのか。

 

「負けを繰り返しても『勝てば取り返せる。最悪、自己破産で借金を帳消しに……』と考えるようになっていたのでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

 

一発逆転を狙った水原氏のもくろみは崩れて、訪れたのは破滅だった。

 

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