4月7日(日本時間)、ドジャースの山本由伸投手(25)がメジャー初勝利。試合後、大谷やスタッフらとロスの焼き肉店「シカゴ・カルビ」で祝賀会をあげていた。
「山本選手の勝利を誰よりも喜んでいたのは大谷選手。山本投手がFA宣言した際、ドジャース入りを自ら積極的に勧誘していましたから」(スポーツ紙記者)
山本の勝利の秘密は大谷の応援だけではない。
「独身の山本選手は“食事でケガに強い体を作りたい”との思いから、オリックス時代の’21年12月から専属料理人をつけています。4歳年上の菊地慶祐さんで、以前はサッカー日本代表FW・浅野拓磨選手を担当していました。
菊地さんは山本選手の自宅キッチンで朝晩の食事と昼の弁当を作っています。投手は特に肘を痛めやすいので、疲労回復に効果的なコラーゲンが豊富な食材を使っているそうです。牛すじ入りメニューやゼラチンを溶かしたスープをよく食べさせていると聞きました。 効果は絶大で、2年連続でノーヒットノーランを達成。ドジャース入りにつながり、山本投手は菊地さんをロスに同行させたのです」(前出・スポーツ紙記者)
なかでも山本には“大好物”が。
「コラーゲン豊富な、なまこです。菊地さんはそれまでなまこを調理したことがなく、試行錯誤の末、『酢みそあえ』が山本選手のいちばんのお気に入りになったといいます」(前出・スポーツ紙記者)
その一方で、山本はピーマンが大の苦手。だが、菊地さんは栄養バランスを保つため、ある工夫でピーマンを食べさせているという。
昨年3月2日、茨城県神栖市で行われたアスリート向けの料理講習会に講師として菊地さんが招かれた。同市はピーマンの生産量日本一で知られる。スポーツツーリズム推進室の担当者はこう語る。
「作っていただいた料理の中で最もおいしいと好評だったのが『鶏ハムのピーマン醤油ダレ』でした。味つけに使うピーマン醤油ダレはピーマンをペースト状にすりおろして作る醤油ベースのタレ。顔を近づけてやっとピーマンの風味をちょっと感じる程度なので苦手な方でも食べやすいと思います」
苦手な食材でもおいしくする菊地さんも、まさにゴッドハンド!