米コロラド州ジャクソン郡で25日に落雷があり、牧場を経営するマイク・モーガンさん(51)と所有する牛34頭が犠牲となった。USA TODAYなどが報じている。
放牧地で、トレーラーに積んである干し草を牛たちに与えていたとき、モーガンさんに雷が直撃。トレーラーの近くに集まっていた牛も雷撃に襲われた。
少し離れていた場所で作業していたモーガンさんの妻と義父が救急車を呼んだが、モーガンさんは息を吹き返すことはなかった。倒れた牛34頭も死亡した。
アメリカ海洋大気庁のデータによると、米国での雷による死亡事故は年間およそ30件、1年間で落雷に遭う確率は120万分の1だとされる。雷に打たれて死亡するケースは全体の10%ほどだが、死に至らずとも重篤な火傷や脳へのダメージを負う可能性が高いという。同庁は「雷雨が近くに来たら、屋外に安全な場所はありません。雷鳴が聞こえたら、すぐ屋内に避難してください」と呼びかけている。