6月16日放送の長寿番組『NHKのど自慢』で、出場者に思わぬハプニングが発生。視聴者に強烈なインパクトを残したようだ。
この日、岡山県吉備中央町から生放送を行った『NHKのど自慢』。様々な出場者が自慢の歌声を披露するなか、11番目に現れたのは27歳の看護師の女性だった。腹話術が趣味だという彼女は人形と共にステージへ。そして、人気歌手・Ado(21)の「唱」を歌った。
歌い出しから力強い歌声を轟かせたこの女性。歌唱中に腹話術もしてみせたが、突如アクシデントに見舞われることにーー。
女性は歌いながら、人形の着ていた黒い上着を脱がせ、スパンコールを散りばめた赤いドレスに早着替えさせるというパフォーマンスを披露。ところが早着替えの勢いが余って、人形の首が突然取れてしまったのだ。人形の首は床に転がり、思わず女性も「わー!」と絶叫。
会場で笑いが起こるなか、女性は人形の首を元に戻して観客の手拍子に合わせて歌い続けた。腹話術で歌うことも忘れなかったが、奮闘に反して鐘は2個鳴ったのみ。女性は大笑いすると、司会の二宮直輝アナウンサー(40)も「お伝えしたいことが渋滞しておりまして!」と駆け寄った。
二宮アナがハプニングを一つ一つ整理しながら話すと、女性も会場も大笑い。そして二宮アナが「今日は頑張ったね」と人形に語りかけると、人形は「調子が悪かったけど頑張りました」とコメント。「もう笑うしかない!」と女性が話すと二宮アナは「非常に盛り上がりました!」と言い、会場では大きな拍手と歓声が起こった。
日本中が注目する舞台で、腹話術の人形の首が取れるという突然のアクシデント。この様子は視聴者の間で大きな話題となり、Xでは感想がこう上がっている。
《のど自慢の腹話術師、人形の首が落ちたシーンが想像以上に放送事故だった》
《のど自慢の腹話術人形の人 放送事故過ぎ でも首取れてめっちゃ焦ったやろな》
《のど自慢の放送事故が本当に放送事故でびっくり&笑った》
《やっぱり長寿番組は面白い。今日ののど自慢の放送事故は面白すぎる。歌唱力がしっかりあるから優しい目で爆笑出来る。是非リベンジが見たい》
《腹話術で人形の首落下したけど歌い続けたのすごいです。上手でしたし。個人的特別賞》
17日、『NHKのど自慢』のXアカウントは見逃し配信を勧める投稿で《腹話術で歌う #唱 では大ハプニングも》と驚いた表情の絵文字と共に投稿している。こんな突然の出来事を楽しめるのも、生放送の醍醐味かもしれない。