発表する楽曲が次々とヒットを飛ばし、“令和の歌姫“との呼び声も高い歌い手・Ado(21)。
いっぽう今年4月下旬に東京・国立競技場で開催したワンマンライブでは、音響技術に観客から非難が続出。そうしたなか、またも物議を醸すことが……。
7月10日にセカンドアルバム『残夢』がリリースされることを記念し、6月20日に握手会の開催が発表された。公式サイトによれば、アルバム購入者を対象とした応募抽選とのこと。10月に都内で2日間実施され、各日500名の計1000名がAdoと握手できるという。
デビュー以来、一貫して素顔を隠して音楽活動を続けるAdo。それだけに握手会の方法も斬新だ。公式サイトに掲載されたイメージ図によれば、まずAdoが大きなボックスのなかで待機。ボックスに設置された穴にファンが手を入れ、Adoが握手する仕組みだという。
ファンがボックスの中を覗くことはできないが、Adoはこうコメントを寄せている。
《ついに私がずっとやりたかったイタリアにある真実の口方式での握手会の実現です! 本当に私が箱の中に入ります! 信じて貰えるように頑張ります! 信じて応募してください!!》
Adoと触れ合える貴重な機会だけに、Xでは《当てて握手したい!》《これは気合い入ってる》と歓喜の声が続々。だがいっぽうで、“Adoもファンの姿が見えないのでは”とセキュリティを心配する声が。
《adoちゃん、相手見えないの怖くない?》
《おてて怪我しないか心配》
《Adoの握手会、相手側から引っ張られたりして、怪我とかしないかな?大丈夫かな?という不安しかない》
また、Adoの握手会はニュースでも取り上げられたが、互いの顔が見えないだけにコメント欄では意義を問う声も相次いでいる。
《顔も手も見えなくても握手したいってファンの方もいるかもしれないけど 見えなければ本人かもわからないし握手会の意味あるのかな・・・運営する側にかなり気を遣わせることにもなる》
《握手って、手を握るのだけが目的じゃないんだけどね~ 目もあわない握手に何の意味があるのか》
《そこまでして握手会やる必要あるのかな? 意地の悪い言い方すると、箱の中で誰かがすり替わっても、御本人かどうか分かりゃしないじゃん》
《アイドルみたい…。ファンはビジュアルや姿形で好きになったワケではないと思うし純粋に音楽を評価されたいなら握手会開催はズレてる気がする》
「Adoさんの希望で実現したという握手会ですが、前代未聞の方法に賛否が分かれています。ボックスに入ったAdoさん側からはファンの姿がモニターなどで映し出される可能性もありますが、会話ができるかどうかは不明です。
いっぽう参加者にとって、“推し”に顔を認識してもらうことや、会話をすることも握手会の醍醐味。ですが、そうした体験が得られるかどうかも定かではないため、否定的に見てしまう人もいるのでしょう。
また公式サイトでは当日の注意事項として、参加者の本人確認はもちろん様々なルールが記されています。プレゼントや手紙の手渡しはNG、会場内での撮影、録音、録画も禁じており、疑わしい場合は荷物を確認するそうです。
厳戒態勢のもと開催されるようですが、’14年5月にはアイドルグループ・AKB48のメンバーが握手会で襲撃された事件もありました。“手だけ”とはいえ、興味本位で応募する人がいないとは言い切れません。当日、Adoさんに危険が及ばないことを願うばかりです」(音楽関係者)
“新たな握手会”の成功例となるだろうか、果たして――。