「『これって、リュウジさんの唐揚げですよね』っていうかたがすごいいらっしゃったみたいで。僕は全然味違うと思うから、パクリではないと思ったんですけど、『もしかしたら参考にしたのかもしれないけど』っていう声が多かったので……」
7月21日、YouTubeの動画でこう語ったのは料理研究家のリュウジ氏(38)だ。
現在SNSでは、リュウジ氏にまつわる“パクり疑惑”が注目を集めている。ことの発端は、チャンネル登録者数72万人のカップルYouTuber・華金カップルが11日にアップした動画だった。そこで、華金カップルがレシピを紹介した「たつやの生きがい唐揚げ」が味の素とナツメグを使用していることから、リュウジ氏の「至高の唐揚げ」をパクったのではと物議を醸すことに。華金カップルのもとに非難の声が寄せられ、2人は14日に謝罪動画をアップした。
華金カップルのりこは謝罪動画で、「たつやの生きがい唐揚げ」について「いろんな人から教えてもらってインスパイアされた料理」だと説明したいっぽうで、「YouTubeに裏どりもせずに上げていたというところは、自分でも反省しています」とコメント。そんななか、リュウジ氏はYouTubeで“華金カップルは本当にパクったのか”を検証することにした。「パクられてない」と考えるリュウジ氏は、冒頭でこう語った。
「パクり問題ってすごく、この料理研究界にはあるんですよ。 僕の唐揚げはナツメグと味の素を入れるのが特徴的なんですけども、味の素とナツメグを入れたら、それは僕の出してる唐揚げのパクリなのかって、これって必ずしもそうじゃないとは思うんですよね。それを使っただけでパクリというのは軽率なんじゃないか」
リュウジ氏は「僕もめっちゃ言われたんで。初期の頃ね」といい、「僕は料理を広めるのがこのチャンネルの目的なんですよ」と発言。そして、“パクリ疑惑”の誤解を解くために今回自身の唐揚げと華金カップルの唐揚げを作り比べすることにしたと説明した。
早速、調理を始めたリュウジ氏。華金カップルの唐揚げ用の鶏肉に下味をつける際に「使う材料は結構似てるけど、みりんが入ってないのと、しょうがのしぼり汁を使うというのがポイントっぽいっすね」とコメント。そして、こう話した。
「いや、わかんのよ。味の素とナツメグ被ってたら俺っぽいなって。俺のほうで料理してる人は思うよね。でも実はね、すべての料理って先駆者がいて、完全なオリジナルなんてものは大体ないんすよね。すべてのいろんなものの組み合わせで。だって、唐揚げって僕が考えたわけじゃないですから」
また華金カップルは唐揚げ用の甘酢も作っていたため、「俺こんなん作んない。全然違う」と述べた。