9月6日に18歳の誕生日をむかえられる悠仁さま /(C)JMPA 画像を見る

「9月6日、悠仁さまの18歳のお誕生日まで、あと1カ月あまり。受験生でもある悠仁さまの周囲は、慌ただしい雰囲気に包まれています」

 

そう語るのは皇室担当記者。

 

秋篠宮さま以来、男性皇族が成年を迎えられるのは39年ぶりのこととなる。

 

「成年式にあたってはさまざまな儀式が執り行われます。天皇陛下から送られた成年を象徴する冠を受け取られる『冠を賜うの儀』、天皇皇后両陛下やご両親の前で感謝の言葉を述べられる『加冠の儀』、成年になられて初めて天皇皇后両陛下にお目にかかる『朝見の儀』、さらに慣例ではこれらの一連の行事に合わせて、天皇陛下から大勲位菊花大綬章が贈られます」(皇室担当記者)

 

しかし今年3月、悠仁さまが“高校3年生として学校生活を送りつつ、進学に励まれる大切な時期”となることから、来年3月の高校ご卒業以降の適切な時期に成年式が執り行われることが皇嗣職により発表されている。

 

ある宮内庁関係者はこう語る。

 

「受験でお忙しいので、複数の重要な儀式が行われる成年式を高校卒業後にする、ということは当然のことだと思います。

 

そのいっぽうで、悠仁さまは『全国高校総合文化祭』の開会式などに出席するため、7月31日から2日間、岐阜県を訪問されます。また8月下旬には京都で『国際昆虫学会議』が開催され、悠仁さまも出席される可能性が高いとささやかれています。

 

“大学受験の天王山”ともいわれる夏のスケジュールに、宮内庁内でも“受験生とは思えない”という声が上がっているのです」

 

そのような状況のなか、さらに波紋を呼ぶ出来事があった。7月18日の定例記者会見で西村泰彦宮内庁長官が、悠仁さまが成年式前に、園遊会に出席される可能性があると言及したのだ。

 

「西村長官は、一般参賀などの宮中行事や祭祀へのご出席については、『成年式を終えられた後、参列されるのが適当ではないか』との考えを示しつつ、園遊会については『学業に差し障りがない限り参加される可能がある』と、語ったのです。

 

男性皇族方は園遊会に大勲位菊花大綬章の略綬をつけて臨まれます。このまま秋の園遊会ご参加が実現すれば、悠仁さまは“勲章なし”で園遊会に参加される初めての男性皇族となるのです。

 

それにもかかわらず会見では、園遊会で勲章はどうされるのかといった説明もありませんでした。宮内庁長官が熟慮してのものではなく、秋篠宮ご夫妻のご意向で、とりいそぎ発表したという印象を受けました」(前出・宮内庁関係者)

 

だが秋の園遊会が開催されるのは、例年10月下旬から11月上旬ごろ。共通テストまで約2カ月であり、一般受験にしても推薦を受けるにしても、重要な時期となる。

 

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