7月30日(現地時間)に行われたパリ五輪バスケットボール男子1次リーグ第2戦。日本代表は東京五輪銀メダルのフランスと接戦を繰り広げ、延長の末に惜しくも90-94で敗れた。
NHKで試合中継が放送され、ハーフタイムではアスリートナビゲーターで元体操日本代表の内村航平(35)の感想にも注目が集まった。
日本チームは第1クオーターから積極的に仕掛け、八村塁(26)や河村勇輝(23)が連続で3Pを決める活躍を見せていた。第2クオーターでは富樫勇樹(31)の3Pで同点に追いつくも、44-49とフランスが5点差でリードする形で後半戦へ。
ハーフタイムの中継では、NHKの中川安奈アナウンサー(30)が内村に「強いフランスに対して5点差で前半を終えましたけど、どうでした?」と質問。すると内村は「僕は初めて見たんですけど」と前置きし、自虐を交えてこう答えていた。
「僕がやっぱり身長が小さいんで、身長高い選手に身長が小さい選手がどういう風に果敢に挑んでいくかみたいな視点で見てたんですけど、『僕も多分ああいう風にやるんだろうな』っていう風に見てました」
中川アナから「選手で言うと?」と投げられると、「河村選手と富樫選手です」と回答。注目した試合シーンのVTRが紹介されると、内村は「大きい選手の中に小さい選手がブワーっと早く行くと、僕はちょっと忍者みたいに見えて、すごくカッコ良く見えました」と率直な感想を語っていた。
中川アナが「やっぱりスピードを活かした日本のバスケットボールということですかね」と相槌を打つと、内村は日本とフランスの選手の身長差について再びこう言及したのだった。
「あとは身長が大きいフランスの選手とかは、シンプルにせこいなって思いました」
「高さがあると簡単に手を伸ばしただけで入っちゃうんだなっていう風に思っちゃいました」
リアクションに窮しそうな回答だが、中川アナは「ただ、日本の3ポイントの成功率も高いので後半も期待ですね」と冷静にフォローを入れていた。
さらに中川アナが「会場ではアウェーの空気もありますね」と続けると、「そうですね。僕はフリースローの時にあんなにブーイングされるのを知らなくて、体操でも全くない状況なので『スポーツマンシップに欠けるなぁ』みたいな感じで見てました」とはにかみながらコメントした内村。
中川アナに「アウェーの環境で戦う極意、どんなところでしょう?」と問われると、「やっぱりあの、(フランスの観客に)『自分も応援してもらっている』っていう勘違いをすることだと思います」とポジティブに返していた。
体操の経験と重ねた内村の“素直すぎる回答”に、ネットやXでは感嘆の声が。
《バスケ選手を見ての感想が、身長が高いって可愛すぎる内村航平くん》
《内村航平のコメント中学生みたいでおもろかったな 身長高くてせこいよね分かる》
《内村氏のコメント新鮮で良いですね。自分もバスケがあまりわからないので、すごく共感できる。あの場面でブーイングはないですよね。体操に限らず、これからも他のスポーツの解説も聞いてみたいです。おもしろい》
だがいっぽうで困惑した人もいたようで、《内村航平の場違い感が半端ない…》《内村航平のコメント大分怪しくて草》《これがっかりしたな。勉強してきてよ》と否定的な声も上がっていた。