9月6日、秋篠宮家の長男・悠仁さまが18歳の誕生日を迎え、成年皇族となられた。
「慣例では、男性皇族方は成年を迎えた日に成年式を執り行ってこられました。しかし宮内庁によれば、悠仁さまは“高校3年生として学校生活を送りつつ、進学に向けての勉学に励まれる大切な時期”であるため、“高校ご卒業以降の適切な時期”に成年式を執り行われるとのことです」(皇室担当記者)
一生に一度である成年式は、男性皇族方にとって重要な儀式であり、皇太子となられる前であった天皇陛下も強い緊張感をもって臨まれたという。
44年前、1980年2月23日付の『読売新聞』には次のような内容が――。
《浩宮さまはこの朝、いつもより早く七時ごろ起床され、潔斎をすまされた。早起きはあまりお得意でないらしく、礼宮さまや紀宮さま、職員からも借りて五つも目覚まし時計をかけられていた》
前出の皇室担当記者はこう続ける。
「天皇陛下は宮中での祭祀に非常に熱心に取り組まれています。毎年の元日には、夜がまだ明けきらない早朝から祭祀に臨まれているのです。そんな陛下が、お若いころは、早起きが苦手でいらしたというのは意外ですね」
前出の記事には、こんなほほ笑ましいやりとりも記載されていた。
《ご朝食の時、美智子さまが「成年におなりになると、毎朝、このように(早起き)遊ばすのですか」と冷やかされると、浩宮さまは「これも大事な責任のひとつです」と答えられ、ご家族で大笑いになったという》
どんなときでもユーモアを忘れないという天皇陛下のスタイルは、「成年式の日」には完成されていたようだ。
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