「初めての写真集なので、飾らないありのままの自分を見てもらうことを意識して撮影に臨みました。自分の大切な存在である故郷や友人、ペットなどを皆さんに紹介したいという気持ちで作ったので、自分にとっても、写真集を見てくださる人にとっても、宝物になるような作品になったらいいなと思っています」
そう語るのは、スーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(テレビ朝日系)の主人公の桃井タロウ/ドンモモタロウ役で脚光を浴びた樋口幸平(23)。待望のファースト写真集『treasure-宝物-』は、出身地の神戸と東京で撮影を敢行。神戸パートでは母校や少年時代によく訪れた思い出の地を巡り、地元ならではのくつろいだ表情を。東京パートでは愛猫のモモちゃんも登場するなど、プライベート感あふれるレアカットも満載だ。
「素の姿をたくさん見せているなかで、雰囲気の違う写真も入れたいなあと思って、神戸のダーツバーで急きょ、撮ってもらったんです。ほかのカットとは違う、スーツ姿でクールビューティな仕上がりが気に入っています」
樋口といえば、BLドラマ『体感予報』(MBS)で演じた爽やかなイケメン気象予報士役で大ブレーク。国内だけでなくアジア圏での人気が高まり、中国の雑誌の表紙を飾ったほどだった。この作品をきっかけに「全て変わった」と本人。
「たくさんの媒体に取り上げていただいて、受けた取材の数はそれまでと比較にならないほどでした。どんな表情を求められているのかということも含めて、多くの方に見ていただき、いろいろな感想を受け取ったからこそ、自分の長所も短所も見えてきました。『体感予報』に巡り合えたことに感謝しています」
もともとはプロのサッカー選手を目指していたが、ケガで断念。喪失感と将来への不安で絶望していたときにスカウトされ、芸能界入りをはたした。
「サッカーをやっているときは、大事な試合の前に骨折したりとか、いろいろ大変なことが多かったんです。それが芸能界に入ってからは幸運に恵まれていて、なんか俺、すごいなって思っています(笑)。これからの自分が楽しみでしょうがないんです。もちろん、運だけで残れる世界ではないので、まず基礎を大切にしながら、演技の実力を磨くことが重要だと思います。来年は、さらに勝負の年だと思っていますので、よろしくお願いいたします!」
【PROFILE】
’00年11月30日生まれ。身長186cm。B型。7月発表のViVi国宝級イケメンランキングにて、NOW部門に初入賞。10月4日スタートのドラマ『「離婚弁護士 スパイダー」~慰謝料争奪編~』(日本テレビ系)、10月18日公開の映画『追想ジャーニー リエナクト』に出演。
(ヘアメーク:齋藤将志/スタイリング:森 大海)
【INFORMATION】
『樋口幸平ファースト写真集treasure-宝物-』(主婦と生活社)
9月20日発売、撮影:コザイリサ、定価:3,300円
幼少期からこれまでを振り返ったインタビューも収録されるなど23歳の“素”の樋口幸平を詰め込んだ一冊に。