《第214回臨時国会が閉会しました。本日、衆議院が解散し10月15日公示、27日投開票の総選挙が行われます。皆さんの一票が未来をつくります》
10月9日、Xにこう綴ったのは自民党の今井絵理子議員(41)。衆院選を控え、投票を呼びかけた形だが、思わぬところに“火種”が。それは、同時にアップされた二枚の写真だった。
写真はどちらも国会内で撮影したと思われるもので、一枚目はアイボリーのジャケットを羽織り、金のネックレスをした今井議員が窓辺に佇み、振り返るようにして窓の外を覗いているというもの。二枚目は窓の外を眺めるように、笑顔を見せているというものだった。
一見、他愛もない写真だが、構図がモデルのポートレートのようでもある。そのためネットでは反発する人が続出し、Xでは《自然光で肌をキレイに見せてポーズを決めて… なんか勘違いしてないか》《グラビアか何かと勘違いしてない?》《そんな写真撮ってる暇あったら仕事したら?》といった厳しい声が寄せられている。
「岸田政権下では自民党議員らの裏金や旧統一教会との癒着といった問題が明らかとなり、今回の衆院選では党に逆風が吹いています。その選挙の投票を呼びかけるにあたり、モデルのようなポートレートを掲載する“無神経さ”に反発心を覚える人が多いようです」(全国紙記者)
今井議員といえば昨年7月末のフランス視察が炎上したことも記憶に新しい。当時、自民党女性局の局長だった松川るい議員(53)がエッフェル塔の前で、塔のようなポーズを取りながら笑顔を見せる写真をXにアップ。その研修に今井議員も同席しており、今井議員と松川議員がリュクサンブール宮殿で記念撮影をした写真もあった。
さらに今井議員も現地で自身が微笑む写真や、女性局の面々がバスに乗っている写真を自身のXアカウントで公開。そのため「血税使って観光気分かよ」などの非難が殺到し、大炎上となった。
この当時、視察について《追って活動報告します!!》と今井議員は綴っていたが、音沙汰はなし。さらに翌月、今井議員は海外とみられるカフェテラスで手話をレクチャーする動画をTikTokにアップしたため、「フランス研修の成果を発表しろよ」などの声が上がり、またもや炎上。火に油を注ぐ形となった。
「フランス視察に関しては国民が物価高や重い社会保険料負担に困窮するなか、修学旅行のような写真をアップしたのが悪手でした。しかも今井議員は炎上が鎮火する前に海外と思われる場所での動画を投稿したため、活動報告問題が再燃。フランス視察の写真も手話動画も、モデル風ポートレートも炎上するのは世論との感覚がずれているから。世間の感情に配慮しない “無神経さ”ゆえに炎上してしまうのです。
もともと今井議員は政治家としての仕事や成果がわかりづらい上に、スキャンダルや炎上で世間を騒がせてきたためネガティブなイメージのほうが強く、ただでさえ燃えやすいのです。そのことに、本人は無自覚かもしれませんが……」(前出・全国紙記者)
今井議員の“未来”は、どうなることやら。