「もともと大谷選手は、新居を巡る日本のマスコミとのトラブルもありましたし、シーズン終了後も帰国は考えていないと聞きました。そのため、ドジャースの公式行事が終わる12月上旬には、真美子さんとデコピンを連れて、大好きなハワイに行く予定を立てていたようですが……」(在米ジャーナリスト)
世界一を果たしたドジャース・大谷翔平選手(30)だが、ワールドシリーズ第2戦で盗塁を狙った際、左肩を負傷。11月6日(日本時間)にLAの病院で手術を受けた。
「当初は“亜脱臼”との診断でしたが、精密検査の結果、関節のまわりの『関節唇』という軟骨が脱臼の影響で損傷していたため、修復する必要が生じたのです。今回も’18年と’23年、2回にわたって大谷選手の右肘の手術を担当したニール・エラトロッシュ医師が執刀しました。球団発表によれば、今回の手術は無事に成功し、来年2月から始まるキャンプには参加できる見込みだそうです」(スポーツ紙記者)
アスリートの執刀を数多く手掛ける京都府立医科大学整形外科の木田圭重医師は言う。
「一度緩んだアスリートの関節組織は外れやすくなり、繰り返し外れるようになります。脱臼癖を防ぐために、大谷選手は早めに手術をしたのだと思います」
当面の間、大谷はLAでリハビリ生活を送ることになるという。前出の在米ジャーナリストは続ける。
「左肩のリハビリのため、週に2回、8週間にわたって、電気治療を行う必要があると聞きました。そのため、年内はLAで療養生活になるそうです」
前出の木田医師は、大谷の今後のリハビリ生活をこう予測する。
「術後3週間ぐらいはスリングという、三角巾状の腕を包んで首からぶら下げるような装具を使うのではないかと思います。その後、可動域の訓練と筋トレを始めるでしょう。手術した直後は関節を縮めているので、関節の動きが悪くなります。バンザイしようとしても、途中までしか上がらないような感じになるので、それを少しずつ、元の位置に近づけていきます。
急激に動かすと縫ったところがまた破れてしまうので、理学療法士やトレーナー、メディカルスタッフがサポートして、少しずつ動かしていくことになるでしょう。6週間もするとある程度腕が振れるようになって、ジョギングぐらいはできるようになると思います」
今回の大谷のケガは“不幸中の幸い”だったと木田医師は言う。
「大谷選手は右投げ左打ちなので、もし右肩の脱臼だったら来季のピッチングは絶望的だったのでは。投打に支障の少ない左肩の脱臼だったのがせめてもの救いです」
真美子さんにも、大谷へのさらなるサポートが求められるという。
「大谷選手はしばらく、車の運転はしないほうが無難です。真美子さんの役割になるのでは……。また、日常生活では、肘が体の真横より後ろに行ったら肩に負担がかかります。そうした姿勢にならないよう、真美子さんが配慮する必要性が出てくるでしょう」(前出・木田医師)