11月19日、今年のNHK紅白歌合戦に出場する歌手が発表された。紅白合わせて全41組の出演が発表され紅組ではILLIT、tuki.、ME:Iが、白組ではCreepy Nuts、こっちのけんと(28)、Da-iCE、Number_iなど10 組が初出場を果たした。
一方で、Perfumeやゆず、YOASOBIといった常連組が落選。SNS上ではがっかりする人も続出することに……。そこで、本誌は今年の紅白落選が残念な歌手を調査した。なお、今回は過去5年で出場者入りを果たし、かつ3回以上の出場経験がある”常連歌手”を対象とした。本稿では白組編の結果を公開する。
3位に選ばれたのは「Official髭男dism」。‘12年に結成されると、6年にわたる下積み生活を経て、’18年に月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)の主題歌に抜擢されメジャーデビュー。’19年に紅白初出場を果たし、昨年は4回目の出場となった。
‘23年にはボーカル・藤原聡が声帯ポリープを発症し、ライブ活動を休止していたが、今年7月に復活ライブを開催。また、夏ドラマ『マウンテンドクター』(カンテレ・フジテレビ系)、秋クールのアニメ『アオのハコ』、そして12月公開の映画『はたらく細胞』の主題歌を担当するなど今年も大活躍だった。
アンケートでは藤原の心を震わせる歌声を聞きたかったとの声が相次いだ。
《歌唱力もあり是非聴きたかったです》
《みんなが感動するような素晴らしい楽曲を提供し続けているアーティストだと思うから》
《髭男は今年もたくさん活躍していて素敵な曲をたくさん出していたから》
《復帰後の歌声が聞きたかったから》
第2位に選ばれたのはさだまさし(72)。特別枠も含めるとこれまで22回の紅白出場を果たしており、近年も’20年、’21年、’23年と出場。昨年は、両国国技館からの中継で参加し山口百恵さんに楽曲提供した名曲「秋桜(コスモス)」を披露した。
「関白宣言」、「精霊流し」、「案山子」など昭和を彩る数々のヒット曲を生み出してきたさだ。懐かしい楽曲を聴きたいと、60代以上を中心に多くの票を集めた。また、日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)に出演していることや、NHKの番組に度々出演しており、現在の活躍ぶりから推す声も寄せられた。
《多くの曲において、歌詞に共感できるものがあり、是非、紅白で視聴したかった》
《さだまさしさんの歌が好きなので》
《もともと大晦日コンサートをやっている歌手だから出ても出なくても本人は気にしないだろうが、ちょうど今ドラマにも出ているし活躍している70代の歌手だから。》
《よくNHKの番組に出ているから》
《NHKに結構貢献していたように思ったけど落選したことも知らなかった》
そして1位に選ばれたのは「ゆず」。これまで14回の出場を果たしており、昨年は躍動感あふれる新曲「ビューティフル」を披露し、本誌が年明けに実施した「心に残った白組アーティストランキング」でも1位に選ばれていた。
「夏色」や「栄光の架橋」など誰もが口ずさめる名曲を多数生み出してきたゆず。アンケートでは元気の出る明るいゆずの楽曲をぜひ年末に聴きたいという声が、老若男女問わず寄せられた。また、‘15年からは9回連続で出場していただけに、視聴者的にはもはや”紅白の定番”となっていたよう。今年の”出場ナシ”に落胆する人も多かったようだ。
《歌が好きなので》
《出演してくれるだけで元気が出るため》
《紅白の定番という感じがしたから》
《ゆずも常連という感じだったので残念です》
《定番でいないと寂しいので》
《年末向きではないかもしれませんが、勇気づける曲を多く持つので、鬱屈した現在の状況にあっていると思った》
昨年は11月末にデビュー50周年のクイーンの出演が発表されたり、12月29日に特別枠としてNewJeansの出演が発表されるなどまだまだ続く紅白の出場者発表。あなたの出てほしいアーティストが出演する可能性は、まだ残っている!