夏ドラマに引き続き、松本若菜(40)が民放連ドラ主演を務めた『わたしの宝物』(フジテレビ系)や、あのと遠藤憲一(63)の入れ替わり演技が好評だった『民王R』(テレビ朝日系)など、話題作が目白押しの秋ドラマ。各ドラマが続々と佳境へと向かい始め、視聴者の期待も最高潮に高まりつつあるようだ。
そこで本誌は、「最終回まで見たい秋ドラマ」についてアンケートを行った。
第3位は『ライオンの隠れ家』(TBS系)。
TBSドラマ初主演となる柳楽優弥(34)が、弟のために日々を送る青年・洸人を熱演。自閉スペクトラム症の弟・美路人は注目の若手俳優、坂東龍汰(27)が演じた。同作では子役の佐藤大空(5)演じる謎の男の子「ライオン」との出会いをきっかけに、美路人や兄弟の生活に変化が生まれていく様子を描いている。人間ドラマとサスペンスが絶妙に絡み合う完全オリジナル脚本だ。
《ライオンが最後どうなるか見たい》(60代女性/パート・アルバイト)と徐々に正体を明かしつつある「ライオン」の結末を知りたいという視聴者や、《ストーリーもだが、出演俳優たちが好きだから》(50代男性/無職)、《キャストの演技が良い》(60代女性/無職)と尾野真千子(43)や向井理(42)ら脇を固める実力派俳優の好演も理由のひとつのようだ。
第2位は『わたしの宝物』(フジテレビ系)。
『昼顔』『あなたがしてくれなくても』のプロデューサーが手がけた禁断のテーマ第三弾では、「托卵」から始まる男女の運命が描かれた。大切な宝物を守るために「托卵」を決断した主人公・美羽を、『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)で主演を務めた松本若菜(40)が演じた。田中圭(40)演じる夫の広樹、Snow Man・深澤辰哉(32)演じる幼なじみの冬月の一挙手一投足に釘付けになってしまう作品だ。
《誰もが持っている感情の葛藤が描かれている》(40代女性/専業主婦)と、センセーショナルなテーマながらも人ごととは思えない物語に共感の声が。また《信じられない展開になってきていて、どんな結末になるのか気になる》(40代女性/無職)とすれ違い続ける主人公たちが果たして幸せになるのか、3人の行く末が予想できない展開に緊張感があるというコメントが多かった。
そして第1位は『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)。
日曜劇場初主演を飾った神木隆之介(31)。『逃げるは恥だが役に立つ』や『アンナチュラル』『MIU404』を手掛けた脚本家・野木亜紀子による完全オリジナルストーリーだ。石炭産業で発展した昭和の高度経済成長期の長崎県・瑞島、そして閉塞感漂う現代の東京が舞台で、家族の絆、愛、青春と友情を等身大につづった壮大なヒューマンラブエンターテインメント。
《セットも豪華で、演者さんも上手なので惹き込まれる》(40代女性/パート・アルバイト)と杉咲花(27)、斎藤工(43)、池田エライザ(28)ら豪華俳優陣の迫真の演技から目が離せないという声や、《毎週感動させられるし月曜日からまた頑張ろうと思わせてくれる》(40代女性/パート・アルバイト)、《日曜劇場らしい重みのある内容で面白い》(60代男性/自営業)と「日曜劇場」ならではのドラマを楽しみにしている視聴者も。
温かい人間模様を描いた作品から、少しダークな大人の世界を描いたドラマまで多様なラインナップをそろえた秋ドラマ。この先の展開も、最後まで見逃せない!