12月2日、2024年の「ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、年間大賞に阿部サダヲ(54)主演の連続ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の略称「ふてほど」が選ばれた。テレビドラマに関する用語が年間大賞を獲得したのは13年の「じぇじぇじぇ」「倍返し」以来11年ぶりだった。
現在1週間に放送されている連続ドラマは40作近くあると言われている。その中には「ふてほど」のように社会現象を巻き起こしたドラマがあったいっぽうで、あまり話題にならなかった作品も……。
そこで本誌は20~60代の「ドラマを週に1回以上見る」という男女500人にアンケートを実施。「期待外れだった」と思われているドラマを調査した。
第3位となったのは、『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』(日本テレビ系)。
世界的大ベストセラー『若草物語』を原案に、主人公の次女を堀田真由(26)、長女を仁村紗和(30)、三女を長濱ねる(26)、四女を畑芽育(22)が演じ、四者四様の幸せを追い求めていくという物語だ。過去にもドラマ化されており、ファンの多い名作ということもあって、原作とは異なるストーリーに違和感を覚えたという声が目立った。
《思っていた内容と違ったからです》
《全然若草物語じゃなかったから》
《主人公のわがまますぎるところが共感どころか、嫌悪感を感じた》
《なにも若草物語を絡めなくてもオリジナルで書けばいいのに》
続いて第2位は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』。
橋本環奈(25)演じる平成元年生まれの主人公・米田結が自分らしくポジティブに生き、栄養士として平成から令和の荒波をたくましく突き進む姿を描いたストーリーだ。これまでの朝ドラヒロインにはいなかった“ギャル”というキャラクターになじめず、離脱してしまった人も多いようだ。
《今の時代にギャルというのがややダサく感じてしまった》
《朝からギャルの話はなじめなかった》
《つまらないというほどでもないが、毎回欠かさず観るほど面白くはない。また、ギャルの要素は完全に不要で、話をややこしくしているだけだった》
《虎に翼が良すぎたためかなり見劣りする。そもそも何を描きたいのかよくわからないし、世代間ギャップもあって主人公に共感しづらい》
そして、残念ながら第1位に選ばれてしまったのは、『民王R』(テレビ朝日系)。
池井戸潤の同名小説を原作として2015年に放送された『民王』(テレビ朝日系)の9年ぶりとなる続編で、前作に引き続き総理大臣・武藤泰山を遠藤憲一(63)が演じた。前作では総理が菅田将暉(31)演じる息子と心と身体が入れ替わる前代未聞の珍事をハートフルに描いていたが、今作は一話ごとに違う誰かとランダムに入れ替わってしまうという設定に。
この一話完結の形式に対し、《入れ替わる人が突拍子もなさ過ぎる》《パターンがマンネリ》などと辛辣な声が寄せられた。前作の評判が高かっただけに、期待値が上がりすぎてしまったのかもしれないーー。
《期待したけど面白くなかった》
《今回は毎回入れ替わる人物が変わって内容が浅く感じられた》
《前作が面白かったため、期待はあったが、グレードダウンしていた》
《前作の良さが生かされていなかった》