今年、大学を卒業し、日本赤十字社に入社された愛子さま。仕事と公務の両立に励まれ、社会人として大きく成長される1年となった。
また、洗練されたそのファッションにも注目が集まることに。なかでも世の女性の関心を集めたのは、愛子さまがお召しになっているジュエリーだった。
「SNSでは愛子さまの上品なジュエリー遣いが話題になったことで、そのブランドの商品が欲しくなったり、ジュエリーに興味が湧いたという人が多く現れました。特に、高価なジュエリーは購入に勇気がいるものですが、愛子さまが着用されていることが背中を押してくれるのでしょう」（ファッション誌ライター）
そこで、今年愛子さまがご着用になったジュエリーたちを振り返ってみたい。
■1月1日 仙洞御所ご訪問
上皇ご夫妻へ新年のあいさつのため、車で仙洞御所に入られる愛子さま。ティアラは清子さんから借り受けられたもの ／（C）JMPA、2024年1月1日
4年ぶりに、女性皇族の方々がティアラを身に着け、年頭に開かれる祝賀行事に臨まれた元日。愛子さまは行事で忙しいなか、上皇ご夫妻へのご挨拶のため仙洞御所を訪問された。国民生活の窮状を案じられている愛子さま、ティアラは今も叔母の黒田清子さんから借り受けられているもので、清子さんが成年を迎えられたときにミキモトが制作した。
清子さんのティアラはミキモトが制作した（写真：時事通信）
■3月27日 三重県ご訪問
近鉄宇治山田駅で。ゴヨウツツジがあしらわれたバッグは、‘16年に両陛下と神武天皇陵を参拝されたときと同じもの ／（C）JMPA、2024年3月27日
3月26日に三重県を訪れ伊勢神宮を参拝された愛子さま。翌27日には、伊勢神宮に仕えた皇族の女性である「斎王」に関する資料を集めた同県の「斎宮歴史博物館」を視察された後、神武天皇陵に参拝するため奈良県へと向かわれた。
淡い水色のスーツに合わせられていたのは、真珠の一粒イヤリングと同じく真珠のネックレス。そして、胸元に付けられていたのはリボンをモチーフとしたシルバーに真珠のあしらわれたブローチだった。
「ブローチは三重県ゆかりのミキモトのもの。6月8日に行われた、宜仁親王十年式年祭 墓所祭の儀でも着用されていました」（前出・ファッション誌ライター）
斎宮歴史博物館で ／（C）JMPA、2024年3月27日
■3月27日神武天皇陵ご参拝
神武天皇陵ご参拝、黒いお帽子にグレーのケープで。胸元にはミキモトのブローチ ／（C）JMPA、2024年3月27日
3月27日、色みを抑えたグレーのドレスでご先祖様のお墓参りに。グレーのケープに、ホワイトゴールドの曲線にパールがあしらわれたブローチを付けられていた。
「こちらのブローチもミキモトの商品で、価格は29万8100円でした。このブローチは’23年5月の雅楽演奏会や、’24年2月の国風盆栽展をご鑑賞になった際、10月に皇居内で開かれた宮内庁楽部による秋季雅楽演奏会などでもお召しになっています。シンプルなデザインで、汎用性が高いのでしょう」（前出・ファッション誌ライター）
’23年の春季雅楽演奏会でもご着用に ／（C）JMPA、2023年5月28日
秋季雅楽演奏会でもご着用に ／（C）JMPA、2024年10月20日
■5月29日 ヴィオラスペース2024
「ヴィオラスぺース2024」を鑑賞された愛子さま ／（C）JMPA、2024年05月29日
花をモチーフにした可愛らしいブローチ ／（C）JMPA、2024年05月29日
5月29日、天皇ご一家はおそろいで東京都千代田区の紀尾井ホールを訪れ、ビオラ楽曲のコンサート「ヴィオラスペース2024」を鑑賞された。このコンサートには、愛子さまの学習院初等科・女子中等科時代の同級生で、管弦楽部の仲間でもあったバイオリニスト・五月女恵さんも出演していた。
「光沢感のあるライムグリーンのジャケットに合わせられたのは、真珠のネックレスと花をモチーフにしたゴールドのブローチ。ゴールドで枠取られた花の中心には真珠があしらわれています。ジャケットの色合いともよく調和していて、明るく可憐な雰囲気となっています」（前出・ファッション誌ライター）
■9月11日 紀子さまの58歳の誕生日お祝い
紀子さまの58歳の誕生日お祝いのため赤坂御用地に入られる愛子さま ／（C）JMPA、2024年9月11日
9月11日、58歳の誕生日を迎えた紀子さまにお祝いのあいさつをするため、赤坂御用地をご訪問。クリーム色のセットアップに、リボンのついた同色の帽子を合わせられていた。
「3つのダイヤがついた真珠のイヤリングに、真珠のネックレス、そして胸元にはゴールドと真珠のあしらわれたブローチをお召しになっていました。リース型のブローチは、’23年に、上皇后さまの誕生日のお祝いの際にも付けられていたもので、ミキモトの商品ではないでしょうか。葉の部分にもダイヤがあしらわれ、キラキラした輝きがとても華やかでお祝いの席にはぴったりの品です」（前出・ファッション誌ライター）
■9月12日 那須ご静養
アンテプリマのイヤリングを付けられた愛子さま ／（C）JMPA、2024年9月12日
9月12日、ご静養のために栃木県那須町の那須御用邸付属邸を訪れられた天皇ご一家。愛子さまが夏らしい水色のストライプのロングワンピースに合わせられたのは、花の形のイヤリングだった。
「このイヤリングは、日本のファションブランド『アンテプリマ』の商品ではないかと言われています。花のモチーフの片面は白蝶貝、もう片面はカットガラスがあしらわれており、公式サイトによるとお値段は税込20,900円です。アンテプリマといえばワイヤーバッグが有名ですが、このバッグは最近若い世代で再ブームとなっています。そのため、愛子さまがこのイヤリングをご着用していたことに、親近感を抱く人が続出しました」（前出・ファッション誌ライター）
愛子さまがつけられていたとされるアンテプリマのイヤリング（写真：ANTEPRIMA WEBサイトより）
■10月12日 佐賀ご訪問
10月、佐賀県を訪問された愛子さま ／（C）JMPA
初めての単身での地方ご公務として、10月11日から2日間、佐賀県を訪問された愛子さま。12日には佐賀市のSAGAアリーナで「国民スポーツ大会」の柔道競技を観戦し、午後は勤務先の日本赤十字社の施設などを視察された。
紺色のスーツにボーダーのインナーを合わせられ、耳元と首周りにはパールのイヤリングとネックレスをお召になられていた。さらに肩の近く、少し高めの位置に羽をモチーフにしたシルバーとパールのブローチを着用に。
「今回つけられていたブローチは、ミキモトの羽をモチーフにした商品だと思います。1粒の真珠をシルバーの羽根が囲む繊細で優雅なデザインで、WEBサイトによるとお値段は6万2700円です」（前出・ファッション誌ライター）
■12月1日 23歳のお誕生日
胸元にはハートのネックレス！愛子さまのトラッドな装い（写真提供：宮内庁）
12月1日、23歳のお誕生日を迎えられた際に公開された写真や動画では、佐賀県を訪問された際に自ら作られた和紙を眺められる場面もあった。
「装いのポイントになっていたのが、シンプルなイヤリングとハートのネックレスでした。小ぶりながらも存在感があり、コーディネートにメリハリをうんでいます。また、かわいらしいハートのモチーフは愛子さまのお優しい雰囲気にとてもマッチしていました」（前出・ファッション誌ライター）
2025年も、愛子さまのジュエリー使いから目が離せなさそうだ。
