いよいよ翌日にせまった、『第75回NHK紅白歌合戦』。今年もさまざまなアーティストが出場する。
ポップスから演歌、アニソン、アイドルまで多様なジャンルを網羅し、幅広い世代にむけた番組作りがなされている紅白。そうはいえど、アーティストのラインナップには、”ジャンルに偏りがある”、”知らない”、”マンネリ化している”などの指摘も寄せられる。
では、実際に「見たい」と思われているアーティストは誰なのか? そして、「見たいと思われていない」アーティストは誰なのか? 20〜70歳の500人を対象に調査を行った。今回は「見たいと思わない」アーティストについての結果を発表する。
3位に選ばれたのは純烈。今年で7年連続の出場となり、今回は「夢みた果実」を披露する。今年の紅白のテーマ「あなたへの歌」にちなんで、生中継でパフォーマンスする企画を行うという。’25年3月末で岩永洋昭(45)がグループを卒業するため、4人体制の紅白出場は今回が最後だ。
スーパー銭湯や健康ランドなどで地道に営業活動を続け、ブレイクした純烈。ファン層は中高年の女性が中心だ。そのため、若い世代から《好きじゃない》《興味が無い》《好きでないから》との声があがった。全世代に受け入れられるというのは、6年出場しても難しいのかもしれない。
2位に選ばれたのは郷ひろみ(69)。昨年に引き続き、「2億4千万の瞳」を披露。今年は、NHKが蓄積してきたアーカイブ映像を駆使して“世紀の瞬間”にタイムスリップしたかのような演出でパフォーマンスするという。
今年、37回目の出演となる郷。それだけに、《見飽きたから》《何回も歌っているから》《もう飽きた》とマンネリを指摘する声があがった。また、過去10年で6回「2億4千万の瞳」を披露していることから《いつも楽曲が決まっているから》と変わり映えのしなさが不満だという人もいた。”誰もがわかる”と、”マンネリ化”は表裏一体のようだ。
そして第1位に選ばれたのは今年10回目の出場となる三山ひろし(44)だった。’15年から紅白に出場しており、’17年からは毎年、番組内でけん玉のギネス世界記録更新に挑戦している。
いまや紅白の目玉企画となったけん玉企画。昨年は、128人で挑戦し、一度は成功と判定されたものの、直後ネット上で「途中で失敗があった」との声が続出。映像確認が行われ、失敗との再判定が行われた。
リベンジに燃える今年。しかし、楽しみにしている人も多くいる一方で、”視聴者側も緊張してしまい落ち着かない”との声や”歌番組だから歌が見たい”など、けん玉企画自体について批判の声も根強い。その上、今年で8回目の企画となることで”飽きた”という声もあがっている。
今回のアンケートでも《またけん玉だから》《けん玉のドキドキ感が体に悪い。本来の歌唱目的を逸脱しすぎている》《けん玉をやめてほしいから》《紅白にけん玉のパフォーマンスは要らない》などの指摘が寄せられた。
郷やけん玉などの、”紅白お決まりの企画”を楽しみにする人もいる一方で、「その年を象徴する歌手や楽曲」を見たいと考えている人も多いようだ。