3月12日、フジテレビで4月にスタートする月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』の出演者が発表された。
’12年の『最後から二番目の恋』、’14年の『続・最後から二番目の恋』に続き、第3期となる本作も小泉今日子(59)と中井貴一(63)がW主演。小泉演じる敏腕TVプロデューサー・吉野千明と、中居演じる公務員・長倉和平が繰り広げるコミカルな恋模様が見どころだが、脇を固める“長倉家”の個性的な面々も魅力のシリーズ。
小泉と中井に加え、長倉家の長女で和平の妹・典子を飯島直子(57)が、次女・万理子を内田有紀(49)も続投。そして、長倉家の次男で万理子の双子の弟・真平を再び演じるのが、坂口憲二(49)だ。
90年代末にモデルとして芸能界デビューすると、『プライド』『医龍』シリーズ(ともにフジテレビ系)など数々の人気作品に出演し、瞬く間にトップ俳優の仲間入りを果たした坂口。しかし、’18年に特定疾患「特発性大腿骨頭壊死症」の治療に専念すると発表し、’23年まで芸能活動を休止していた。本作で本格的な連続ドラマ復帰を果たすことになったのだ。
「坂口さんが発症したのは、太ももの付け根にある大腿骨頭の一部に血液が通わなくなり、骨の組織が壊死する原因不明の難病。重症化した場合は歩くのも困難になるといいます。坂口さんは’14年に右股関節痛のため検査入院し、翌年に難病と診断されました。
そして、’18年3月に仕事の継続が困難となったことで、無期限の活動休止を発表。同年5月いっぱいで当時所属していた事務所『ケイダッシュ』を契約満了で退社し、治療に専念していました」(女性誌デスク)
療養に入る直前の坂口を本誌が目撃したのは、’18年5月中旬。その前年に目撃した際は、杖をついて歩行していたが、この日は自分の足でしっかりと歩いていた。
「当時の坂口さんは、まだ小さい長男と次男の子育てに奔走するいっぽう、『子どもたちのためにも』という思いから“鬼のリハビリ”に励んでいたそうです。その甲斐あってか、4月頃から自転車もなんなく乗れるほどに回復するなど、病状は徐々に快方に向かっていたようですね」(前出・女性誌デスク)
療養期間中の坂口が熱心に取り組んできたのが、コーヒービジネスだ。’19年にバリスタと共に立ち上げたブランド「The Rising Sun Coffee(ザ・ライジング・サン・コーヒー)」は、サーフィンの名スポット・九十九里周辺に焙煎所を構え、現在は3店舗をオープンするまでに成長。店オリジナルのアパレルなども人気で、インスタグラムのフォロワーは26万人を超える。
そして、’23年に放送されたフジテレビ開局65周年特別企画のドラマ『風間公親-教場0-』で芸能界に復帰。ドラマでは合計3話に出演し、翌年には『ほんとうにあった怖い話』(フジテレビ系)で主演も務め、今年放送の『続・続・最後から二番目の恋』で連ドラ完全復帰を果たす。
今回の発表に際し、坂口はこんなコメントを寄せている。
《11年振りの連続ドラマレギュラーという事で不安もありましたが、中井さん小泉さんをはじめとする共演者の皆さんと現場スタッフの皆さんに助けて頂いています。いま絶賛撮影中ですが、久しぶりに実家に帰って来たような思いの中で日々楽しく過ごしています》
