中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る問題について、フジテレビと第三者委員会が公開した調査報告書。別冊の資料など含めて全394ページにおよんだ同書では、「本事案に至る経緯」や事案発生後のフジテレビの対応などを明らかにする中で、中居氏が関係者らに送ったショートメールの内容も公開している。
そんななか、中居氏からのメッセージに共通する“ある文面”に注目が集まっている。
例えば、被害女性(以下、女性A)も参加していた’23年5月31日に中居氏の自宅マンションで開かれたBBQが開かれるまでの経緯として、5月28日に中居氏が゙B氏(フジテレビ元編成幹部)に送ったショートメールでは《男同士じゃつまらんね。女性いるかなね。一般はさすがにね。となり、フシアナ誰か来れるかなぁ。》と、フジテレビの女性アナウンサーを呼ぶことを要求。
B氏は《アナウンサー調整してみます。何時からどこでバーベキューするイメージですか?2~3人いれば大丈夫ですかね??》 と中居氏の依頼を引き受けたが、中居氏の依頼の仕方は「誰か来れるかなぁ」であり、「誰か誘って」などと直接的な要求はなかった。
続くメールでも、中居氏は見ず知らずのアナウンサーではなく「知ってる子がいい」と要望を伝えた上で、《自分が知ってる、アナ、誰だろね。》と、B氏が察することを言外に要求しているように見える。また、B氏は中居氏の意図を汲み取ってか、《●●●●(女性Aのフルネーム)に声かけてみようかなと思います。》 と返信している。
また、事件当日(6月2日)にに女性Aを呼び出した際のメールでは、
《雨のせいか、メンバーが歯切れわるくいないです。飲みたいですけど、さすがに2人だけだとね。どうしましょ。》
《隠れ家的な、お店。自信はありませんが、探してみますね》
《(仕事)終わりました。メンバー見つからずです~。どうしよかね。2人だけじゃ気になるよね。せっかくだから飲みたいけど。》
《お店のレパートリーが情けないですが乏しく…笑。どうしよかね。》
《●●(地名)で飲みますか!この間の。なら、安心かもです。どうでしょ》
と送信。
「どうしましょ」「どうしよかね」「どうしよかね」「どうでしょ」と、あくまで判断は女性Aに委ねている形となっている。なお、調査委員会のヒアリングに対し、中居氏は実際には誰にも声をかけておらず、飲食店にも電話をかけていなかったと話している。
報告書で女性Aはこの中居氏の誘いに対する思いを、《直前、誰も集まらない、いい店がない、それならこの前みんなでバーベキューをしたところでごはんはどうですか?と仕事上付き合いのある芸能界の大御所からそういわれたら、今夜暇だと言ってしまった私は行かざるを得ない。B氏や他のディレクーはいつも中居氏にペコペコしている姿を見ていたから、逆らえないと思っていた。ここで断ったりしたら仕事に影響が出るのではないか、断ったらそのことがBさんに伝わって番組によばれなくなるのではないか、そんな思いがあって、行きたくはないけど行った、という気持ち》(原文ママ)と明かしていた。
