9月8日放送の『ひるおび』（TBS系）で、00年代にブレイクした“ある一発屋芸人”の政治批判が注目を集めている。
この日の番組では、7日に石破茂首相（68）が突如辞任を発表したことを特集していた。
会見で「少数与党ということで党内において大きな勢力を持っているわけでもございません。本当に多くの方々に配慮しながら、融和に努めながら、誠心誠意つとめてきたことが結果として“らしさ”を失うことになった。どうしたら良かったのかなという思いはございます」と党内での立ち回り方で辛酸を舐めたと明かした石破首相。
6日から7日にかけて行われたJNNの世論調査では参院選の敗北を受けて「石破首相は辞任する必要はない」が49％に上り、もし臨時総裁選が行われることになった場合、石破首相はどう対応すべきかという問いについては、52％が「衆院を解散して国民に信を問うべき」と答えていた。
この調査結果について司会の恵俊彰（60）から意見を求められたTBS政治部の岩田夏弥氏は「いろんな見方、分析ができると思うんですけど、一つは石破総理が今やりたいと言っている、やろうとしていることがどうもできないのが、非常に大変な状況だから、むしろ解散をしてすっきり石破さんがやりたいことを訴えてやったらどうですかっていう見方もできますけれども」と解説。
続けて、「ただいっぽうで、参院選挙から50日も経っているのに自民党内での混乱がずっと続いてですね、この状況で何も政策が進んでないように見える。特に物価高対策なんか、どうしてくれるんだと。だったら一回解散して、国会の政治の体制ですね、各党の状況をもっとすっきりさせていろんな政策が進めるような、まったく新しい国会の状況に変えてほしいというような叫びにも聞こえますよね」と語った。
その後、番組では街頭インタビューの「石破首相は選挙の結果が出た時点でもう辞めるべきだった」という声や「石破首相は続けた方が良かった」といった声を紹介。そんななか意見を求められたのが、ゲスト出演していたにしおかすみこ（50）だった。
にしおかは恵から「JNNの世論調査では支持率もアップしてますし、『辞めなくて良かった』という声も大きいようですけど、にしおかさんはどういうふうに感じますか」と聞かれると、こう答えた。
「うーん、なんか『立て直してほしいのは自民党じゃなくて日本でしょ？』って思うんですよね。国民の生活がやっぱり大事じゃないですか。毎月のお給料が少なくて『生活どうしよう……』ってお金がない方々がたくさんいる中で、こういう内々の事ばっかりを見せられて、『そのうち今年終わっちゃうんじゃない？』って思ったりはしますね」
自民党に対して、党内で争うのではなく、まず第一に国民の生活を見てほしいと苦言を呈したにしおか。すると、この場面の切り抜き動画を一般ユーザーがXで拡散し、にしおかの意見に対する共感の声が続々と寄せられることに。
《まったく仰る通り！！自民党は国民の方向は全く見ていない！自民党内の権力争い、自己保身 未だに派閥の争いから抜け出していない！！》
《いい事言う 国民は自民党の立て直しより国の立て直しを求めてます》
《ほんとこれ…総裁選やるってまたその間なーんにも動かなくなる》
《1000億％同意する》
画像ページ >【写真あり】政治批判で注目を集める50歳“一発屋芸人”（他7枚）
