「北川さんは『ばけばけ』が朝ドラ初出演作なんです。今作の演出責任者が、’23年に彼女が出演した大河ドラマ『どうする家康』の監督を務めていた縁があり、起用に至りました」(制作関係者)
NHK連続テレビ小説『ばけばけ』は松江の没落士族の娘で、小泉八雲の妻・小泉セツがモデルの主人公・松野トキの人生を描く。北川景子(39)は髙石あかり(22)演じるヒロイン・松野トキの親戚で、実は“産みの母”だった雨清水タエ役を演じている。前出の制作関係者は続ける。
「雨清水家は松江藩の上級武士の名家という設定で史実でもトキの実母は藩内で高名な麗しい姫君でした。タエの夫・傳を演じる堤真一さんは北川さんと“衣装がきらびやかだから私達の現場だけ大河ドラマみたい”と笑っていました」
16日放送分では家計が傾いても誇り高く家事がまったくできないタエに、トキがシジミ汁の作り方を教えるシーンが――。
「この段階ではタエは、トキがまだ自分が実の母だと気づいていないと思っています。そのため“本当はうれしいけれど、母の顔が出ないよう苦慮する”場面を演じるにあたり、5歳女児と1歳男児の母親でもある北川さんは監督や演出担当を交えて、タエとトキの距離感について熱心に議論を重ねていました」(前出・制作関係者)
夫・DAIGO(47)も北川の奮闘をバックアップしていた。
「この日の放送後、彼は公式Xで《タエ様に料理教えたい》と投稿。料理番組『DAIGOも台所』(テレビ朝日系)にレギュラー出演中の彼なりの“番宣”なのでしょう」(テレビ誌ライター)
北川は『ばけばけ』の出演オファーに際して家族会議をしたそうだ。前出の制作関係者は言う。
「今作の収録は基本的に大阪です。ご長男がまだ1歳ということもあり、北川さんは育児も仕事も中途半端にならないよう、DAIGOさんとご両親に育児を託して単身で上阪することを申し出たそうです。“旦那さんが快諾してくれたから今回の撮影に全力で臨める”と話していたといいます」
’03年に女優デビューし、数々の人気作品に出演した北川だが、朝ドラには並々ならぬ思いがあったと明かすのはNHK関係者だ。
「彼女は何度も朝ドラのオーディションを受けていました。しかし作品のイメージとうまくハマらず、落選続きだったといいます。今作で局側が初めてオファーをしたところ、北川さんは正直に『縁がないと思っていました』と明かしていたとか。もともと朝ドラ好きのご家庭で育ったため“一度は出たかった”そうです」
前出の制作関係者は言う。
「今後、雨清水家は困窮していきます。どれだけ生活が苦しくても気高く気迫あるタエの姿にスタッフも感嘆していました」
デビューから22年、悲願の朝ドラで北川の演技はさらに化ける!
画像ページ >【写真あり】DAIGOと恋人繋ぎをして笑顔の北川(他17枚)
